更新日:2019年02月27日 17:28
お金

真のケチが重視するのは還元率や年会費じゃない!ドケチ快適なクレジットカード選び

真のケチが重視するのはショッピングの補償

 還元率を気にしない私が、クレジットカードにおいてもっとも重視しているのはショッピング補償です。ショッピング補償とは、そのクレジットカードを使って購入したモノを壊してしまった場合などに、修理代などが保証されるというサービスです。例えば、iPhoneを買って、画面を割った場合、ショッピング補償で高い修理代が賄われます(ショッピング補償は、スマートフォンは適応外だったり、海外での使用のみ対応など、カードによって内容が異なります。保証内容はきちんと調べましょう)。  この保証は、購入してから90日間限定だったり、自己負担金があるなど、何らかの制約があったりしますが、それを考慮しても重要だと考えます。  なぜなら、iPhoneなどを壊した場合の修理代は、100万円分の還元で得られる「1万円」よりも高い可能性が多いと考えるからです。

スマホの画面割れもショッピング補償でカバーできる!

 つまり、ショッピング補償が自動的に付帯されるカードでモノを買っていれば、「何も考えなくても」安心が手に入るということになるのです。  また、アメリカン・エキスプレス・カードの場合、リターン・プロテクションというサービスがあり、買った商品の返品ができなかった場合、その代金を補償してもらえます。これには、新品だったり、3万円未満だったりと制約がありますが、買うときに安心が得られうというのは大きいと感じます。

クレジットカード選びにおいて重要なポイントは?

 クレジットカードは、お金を払うためのサービスです。だからこそ、いかに何かを「もらえるか」ではなく、いかに安心して「払えるか」が重要なのです。還元率がいいというように、ポイントをもらうことを重視していると、お金を多く使う必要がありますし、そのポイントを得るまでに考えなくてはならないことが多々あります。  クレジットカードは、お金を払うためのモノですから、最も重要なのは「いかにストレスなくお金を支払えるか」という点だと思います。ですから、ショッピング補償はもちろん、セキュリティの高さや、不正利用などに対するサポート、また、電話の繋がりやすさ、カード再発行のスピードなどが重要だといえます。  そして、そのように安心してカードを使った結果、知らず知らずのうちに1万円相当のポイントが溜まっていたというのが「ドケチ快適」なカードの使い方だと思います。そういったサービスを受けるためには、年会費無料にこだわることなく、年会費1万円程度であれば、支払う価値があると思うのです。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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もう新品は買うな!

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