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歌舞伎町のビルで相次ぐ飛び降り自殺。「自分を追い込まない」精神を持つには?

出張風俗から帰ってきた彼女を待っていたのは…

ノートパソコン・悩む女性 現実はとても残酷です。身も心もすり減らして地方から帰ってきたシオリを待っていたのは、見知らぬキャバ嬢と親しげに会話するイクミの姿でした。  彼は売れっ子ホストです。一人の太客(太っ腹な客のこと)と、毎月100万円を使ってくれるシオリのようなお客が4、5人と、その他大勢のお客で売上を立ててました。自分が「イクミの唯一の存在」だと思っていた彼女は失意のあまり、発作的にマンションから飛び降ります。  でも、マンションが4階建てだったこと、下に植え込みがあったおかげで、一命を取り留めます。  その後、大変な手術を繰り返してやっと元気な姿に戻りましたが、すぐ手首を切って自殺未遂をします。病院で入院している間も手首を切って、何度も騒動になりました。そのたびに一命を取り留め、数か月かかって、ようやく退院します。

どこで彼女は間違えたのか?

 どこで彼女は間違えてしまったのでしょうか。シオリはキャバクラで働いていたときも悩んでいました。お客様から毎月の生活費をもらい、「働かない生活」を手に入れた後もやっぱり悩んでいました。なぜ悩んだかというと「普通」の自分に耐えられなかったからです。 「特別になりたい」を求めすぎた結果、疲れて、目先の「チヤホヤしてくれる悪い人」に依存し、身を滅ぼしかけてしまったのです。  その後、シオリは立ち直ります。お客様との関係を清算し、ウチの店も辞め、ホストクラブに立ち寄らない生活を送るようになりました。居酒屋でアルバイトをしながら専門学校に通い、保育士資格を取って保母さんになりました。  今では職場結婚をして、子供もでき、そこの保育園に子供を預けながら共働きの毎日を送っています。  シオリは寂しがり屋なので、彼氏と週2回しか会えない不倫関係や、ホストクラブに行かないと会えないような彼氏は嫌だったのです。でも今は、朝も昼も夜も旦那さんと、家庭でも職場でもいつも一緒にいられる環境にとても満足しています。
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悩んでる事柄からきっぱりと離れるのも正解
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