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シャンパンタワーに隠されたキャバ嬢の「地道な営業努力」

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。

シャンパングラス

※画像はイメージです(以下同じ)

 新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗経営する、年商10億円の歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第34回は、夜の歌舞伎町を象徴する「シャンパンタワー」がテーマです。

 昨今、キャバ嬢は自分の”誕生日イベント”にシャンパンタワーをします。私が現役のキャバ嬢だった頃、誕生日にシャンパンタワーをするのはホストクラブくらいのもので、キャバクラではまだ浸透していませんでした。だから、いまのキャバ嬢は本当に大変だと思います。

1台100万円かかるシャンパンタワーの壁


 今回は、うちの店の女の子Aがシャンパンタワーをお客様にお願いしたときのお話をします。何かを営業するときの参考にしてもらえたらうれしいです。

 Aは今年の春に入店しました。

 キャバクラ経験はあったものの指名してくれるお客さんがいなかったAは、(本当の)誕生日の5月に「誕生日イベントをやりたい」と思いたちます。しかし、担当の黒服から「ノルマがクリアできないとお花代やポスター代、オリジナルシャンパン代を自腹で払わなくてはいけなくなるからやめた方がいい」と止められてしまいました。

 通常、誕生日イベントは準備の手間もコストもかかるので、最低でも30人くらいのお客様が集まらなければ成立しません。その御祝いに華を添えるのがシャンパンタワー。1台100万円以上する代物です。人気キャバ嬢の誕生日イベントになると複数台のシャンパンタワーが揃うことから、様々なメディアからも注目されるのだと思います。

毎日何人ものお客様と連絡先を交換


 さて、誕生日イベントを断られたAは、半年後にリベンジを誓います。

「お客さんを集めるので、どうしても誕生日イベントを開きたい」と担当黒服に食い下がったところ、「8月頃までにお客様が30人くらいたまれば、10月に誕生日イベントを開いてもいい」と許可が下りました。

 その日からAは、お客様を掴むための努力を繰り返しました。

 席につくと必ず連絡先を交換し、場内指名が入ると他の席にいけなくなるので場内指名は入れずに「1日何人のお客様と連絡先交換ができるか」だけを考えて1日5人、10人とお客様の連絡先を増やしていきました。

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努力が実って…そこからが本当の始まり

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