『3年A組』大ヒットで注目! 脚本家・武藤将吾の傑作ドラマ5選
3月10日(日)に放送された最終回の視聴率が15.4%を記録し、今クールの連続ドラマのなかで平均視聴率1位(3月18日現在)に輝いた菅田将暉主演のドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)。高いクオリティ、熱いメッセージで視聴者のハートを鷲掴みし、ネットでは「3年A組ロス」の声も聞かれる。
まず最初は『電車男』(’05年 フジテレビ系)。インターネット掲示板「2ちゃんねる」の書き込みから生まれたラブストーリーをドラマ化したこの作品で、武藤氏は脚本家デビューを果たした。いわゆるアキバ系のオタク青年「電車男」こと山田剛司(伊藤淳史)と、恋愛に臆病なお嬢様「エルメス」こと青山沙織(伊東美咲)の2人がインターネットを通じて恋を育む姿を描いたこの作品、インターネットが重要なツールとなっているところが後の『3年A組』にも通じており、非常に興味深い。
続いては『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(’07年 フジテレビ系)。憧れの男子を追いかけ、男装して男子高校に入学した主人公・芦屋瑞稀(堀北真希)が繰り広げる恋愛模様を描いた本作。小栗旬、生田斗真、水嶋ヒロ、岡田将生といった、今をときめく主役級のイケメン俳優たちがこれでもかと出演したことでも話題になった。あくまで推測だが、ともすると交通渋滞に陥りかねない多彩なキャラクターを描き切る武藤氏の手腕は、この作品で培われたのではないだろうか。
武藤ドラマは主人公も強烈だ。『ジョーカー 許されざる捜査官』(’10年 フジテレビ系)は、堺雅人主演の異色刑事ドラマ。タイトルにある通り、法を守るべき刑事でありながら法で裁けない悪を自らの手で裁くという前代未聞のダークヒーローを、『半沢直樹』(’13年 TBS系)で大ブレイクする前の堺が見事に演じていた。出演はほかに錦戸亮、杏、鹿賀丈史。
そんな本作で脚本を担当したのが脚本家・武藤将吾氏。今回をきっかけに、武藤氏のファンになったという人もいるはずだ。そこで、彼がこれまで手がけてきたドラマの中から、オススメの5本をセレクトした。
多彩なキャラクターが織りなす緻密な群集劇
あの“イケメン”人気ドラマも!
強烈なインパクトを残す主人公のキャラクター
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