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『3年A組』が『今日俺』超えのヒットに。大人にも響く菅田将暉の熱すぎる説教集

 ドラマスタートから数々の話題を振りまいてきた『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系・日曜22:30~)が、3月10日、ついに最終回を迎える。
3年A組

『3年A組』公式サイト

 ここまでの最高視聴率は第9話の12.9%、平均視聴率も11.1%(いずれの数字も関東地区、ビデオリサーチ調べ)をマーク。この枠の前作『今日から俺は!!』を超えるヒット作となった。

菅田将暉が毎回叫ぶ、熱すぎる名言

 高校教師・柊一颯(菅田将暉)は、ある日突然、生徒29人を“人質”にして校内に立てこもる。数ヶ月前に自殺した生徒・景山澪奈(上白石萌歌)の死の真相をめぐって、10日間の「最後の授業」が始まる――。  ヒットの要因は、次から次へと畳み掛けるように提示される数々の謎や、生徒たちが個性豊かだったこともある。さらに、最大の見どころは、それぞれの生徒たちが抱えていた心の闇に対して、柊が真正面からぶつかり、それを受け止めている点に他ならない。それはまさに青春学園ドラマの本質である。  ドラマでは、毎回、菅田将暉が生徒たちに叫ぶ熱すぎる“名言”が話題になった。中には、我々オトナが聞いても胸に響くセリフも多かった。そこで、印象に残る名言を振り返ってみよう。

誰かのせいじゃない「お前が何もしなかったからだ」

 教師と生徒が血まみれになって殴り合うシーンが多かった本作だが、最も白眉とも言える場面が第4話で甲斐隼人(片寄涼太)と殴り合った瞬間である。この両者の殺陣も見事で鬼気迫るシーンに仕上がっていたが、その殴り合いの途中、柊は甲斐に向かってこう叫ぶのである。 「お前がダンスを辞めなきゃいけなくなったのは、家族のせいじゃない。お前が何もしなかったからだ。お前が抱いた悩みや、苦しみを誰かにぶつけたか? 仲間に! クラスメイトに! 教師に! どうしてもダンスがやりたい! 誰か助けてくれって! お前はすがったか!」。
 家計を支えるためアルバイトをしなければならず、ダンスへの夢を諦めた甲斐への、心からの叫びであった。

「明日と戦え。抗え!もがいて掴め!」

 さらに自分とは対照的に何不自由なく好きなことに打ち込める環境にあった景山澪奈に嫉妬して、甲斐は彼女を陥れる行為に手を貸してしまっていた。そんな甲斐に柊はこう畳み掛けたのである。 「必死にすがってもダメなときもある。どうにもならないことだって山ほどある。でも、お前には少なくともそのチャンスはあったんじゃないのか!? 甘えてんじゃねえぞ!  お前は景山の人生を狂わせた一人なんだよ。遅いなんて言わせねぇ。景山のためにも真実を明かして、明日と戦え。抗え!もがいて掴め!生きているお前には、それが出来るんだよ!!」  まさに柊一颯の魂の一喝である。
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「恥もかかずに強くなれると思うな!」
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