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見知らぬ旅先でバーホッピングしたいときのSNS活用法

バー2軒目は「BAR 倉吉 中州」

 次に教えてもらったのが、「BAR 倉吉 中州」です。2月に移転したばかりとのことですが、内装はオーセンティックな感じでまさにバーという感じ。白ジャケットでびしっと決めたバーテンダーに、「マンハッタン」というカクテルを注文。ものすごくゆっくりとステアするので、その洗練された動きに目を奪われてしまいました。とても滑らかな味わいでとても美味しい。  カクテル談義しながら、2杯目もカクテルを注文。「ソルティドッグ」と「モヒート」のどちらがいいか聞かれたので、「モヒート」を注文。ミントを贅沢に使ったもので、これは何十杯でも飲めそう。ただ、「ソルティドッグ」のグレープフルーツジュースにもこだわっているそうで、次はそちらを注文したいと思いました。  ただ者ではない存在感だったので、BAR発掘の奥義、紹介のお願いを繰り出しました。バーテンダーに次に飲みに行くお店を聞いたのです。今回はウイスキーが飲みたい、と条件を出したところ、「好きそうな店がある」とのことで「チェロキー」というお店を紹介してもらいました。経験則ですが、自分の好みのバーでお店を紹介してもらうと、勝率はぐっと高まる傾向にあります。

スムースで、しかし後味はばっちり存在感のある「マンハッタン」

バー3軒目は「Bar Cherokee」」

 さっそく、3軒目となる「Bar Cherokee」に伺いました。バックバーを見ると、筆者の趣味にビンゴのお酒がずらりと並んでいます。メニューを眺めると、数十年前に流通していたオールドボトルも多数用意している様子。まずは、1970年代ジョニーウォーカー赤のオールドボトルでハイボールを頼みました。  それなのに、テイスティンググラスにウイスキーを注ぎます。ここはテイスティンググラスでハイボールを作るのかな?と思っていたら、ろうそくの火にかざして温めます。その上で、普通のグラスでハイボールを作ってくれました。氷もグラスの大きさぴったりの1本氷。しかも、空になったテイスティングも出してくれて、原酒の香りも楽しめます。痺れます。  筆者がスコッチのシングルモルトウイスキー「アードベッグ」好きだと言うと、「Ardbeg Rollercoaster」を出してくれました。アードベッグの会員サイト向けに販売された特別ボトルです。1997年から2006年までのアードベッグをバテッドしたもので、納得の美味しさでした。好みと言うこともありますが、こういう限定モノはロマンを感じます。  そして3杯目は「コアントロー」というリキュールですが、なんと1950年代のもの。この「COINTREAU MAJESTIC」を参考に作られたのが、現在でも発売されている「コアントロー ノワール」です。しかし、その大元のお酒そのものを今でも飲めるというのは贅沢の極みです。チェイサーにはスパークリングワインをいただきました。

珠玉のリキュール「COINTREAU MAJESTIC」

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