更新日:2023年03月21日 16:17
カーライフ

一部を除き釜石まで開通した三陸道、震災復興でも話題にならないので実際に走ってみたところ…

猛烈にサワヤカなラグビーワールドカップのスタジアム

 それは、山と川に囲まれた、無防備なほど自然と調和しまくったスタジアムだった。周囲を囲む塀のようなものはない。スタジアムと周囲との境界線そのものが存在しないようなイメージだ。なだらかに築かれた土手を上ると、メイン観客席やその上にかけられた屋根が一望できた。

ラグビーワールドカップが開催されるスタジアム

 猛烈にサワヤカだす!

スタジアムの土手と愛車エリート特急号ことBMW320d

 しかし海の方角に目をやると、やっぱりダムのようにそそり立つ防潮堤が。それに守られているのを実感しつつ、海のすぐそばなのに海が見えないことにもどかしさも感じる。このスタジアムでは、ワールドカップ2試合が予定されているが、きっと印象的なものになるだろう。

スタジアムから望む防潮堤

釜石自動車を制覇し東北道の最高速度120km区間を走る

 釜石JCTから西に方向を変え、釜石自動車道へ。こちらは今年3月に、正真正銘全線開通となった。釜石は東北道と高速道路で直結されたのだ! ワールドカップも安心だネ! しかも、三陸道同様、ほぼ全線料金無料。スバラシイ。片側1車線だが、中央にガードレールが設置された区間もある。

釜石JCT

 途中、遠野のカッパ淵に立ち寄りつつ、花巻JCTで東北道に合流。釜石道を完全制覇いたしました! ついでに東北道の最高速度120km区間(花巻南-盛岡南間)も制覇。高速道路マニアとして、また一歩前進することができました!

遠野カッパ淵

 これで、まだ走ったことのない高速道路は、浜田道と尾道道、九州横断道、そんなところか? あ、東北中央道もまだだった。近々、制覇することにしよう(つづく)。 取材・文/清水草一
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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