一部を除き釜石まで開通した三陸道、震災復興でも話題にならないので実際に走ってみたところ…
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
仙台から宮古まで、一部を除いてほぼ開通した三陸自動車道を辿る旅。つい先日、三陸鉄道リアス線が全線開通したときは全国ニュースになったが、高速道路のほうはさっぱりニュースにならないので、こうして高速道路マニアが細々とお伝えしております!
前回は、津波により廃線状態となったJR気仙沼線(BRTが代行運転中)の遺構を目にして、しんみりしたところまで書きました。
三陸道は気仙沼市の手前で再び途切れ、国道45号線バイパスに合流する。せっかくなので市内に入ってみると、道路は各所で工事中。デコボコが多く、かなり混雑している。三陸道ができれば、市内を海側の橋など(合計延長7.3km)によってバイパスできるようになり、混雑も緩和されるだろう。国道に戻って数km進むと、三陸道が復活。間もなく陸前高田市に入る。
岩手県最多の死者・行方不明者を出した陸前高田は今
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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