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敬意がないのに御朱印を集めても意味がない

 このようにおみくじがヒントになるのも、自分が敬意を払っているからです。心は無関係の偶然から自分に必要な答えを推察できます。それが心の万能性です。しかしその一方で、自分が「どうでもいい」と思っていたら、何も閃きません。  神社で買えるお守りやお神札は、そうした体験を日常で思い出すための記念品です。お守りやお札を見れば、参拝した時の体験や心情を思い出せます。わざわざ車のお祓いをしてもらって、交通安全のお守りを車に飾るのは、見るたびにその体験を思い出して、安全運転を心がけられるようになるからです。それはただ「気をつけよう」と思うよりも、ずっと強い信念になります。 御朱印も一緒です。  すべての人間が神社に神聖さを感じる必要はありませんが、いくらかでも神聖さを感じなければ行く意味がありません。それは興味のないアイドルのライブに行って、つまらないと文句を言うのと同じくらい筋違いです。自分の興味の対象には敬意を払う。拝金主義が行き過ぎると、そういう当たり前がわからなくなります。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

人生を変えるマインドレコーディング

人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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