そこで、家で作ってみようと考え、Amazonで水出しアイスティー用のアールグレイ茶葉を購入。冷蔵庫で3時間、水出ししてみたのですが、やはりそれでもデニーズの味を再現することはできませんでした。水出ししたことによるすっきり感は、かなり再現できた印象だったものの、デニーズのアイスティーほどの「ガツンとくる香り」がなかったのです。 　そこで、私は、最近郊外に積極的に出店しているコーヒーチェーン店に水出しアイスティーがあるかを調査。水出しアイスティーが用意されているお店を見つけたので行ってみたところ、やはりそれでもデニーズほどの香りがなかったのです。そのアイスティーは約400円でしたが、デニーズの場合210円で飲むことが可能。おかわりしたい場合は、1杯100円（二番町店を除く）ですし、食事とのセットであれば199円で味わうことができるのです。 　しかし、そんな素晴らしいアイスティーが堪能できる店舗は、数あるデニーズの中でも東京にある2店舗だけ。 　ちなみに、その2店舗では、往年のデニーズで長らく親しまれてきたドリンクメニューが健在で、宇治冷緑茶や、ピンクレモネードなども注文可能。特に宇治冷緑茶は、京都宇治の茶葉から、注文ごとに店員さんが1杯のお茶を淹れ、それを氷で冷やしているとのこと（店員さんに確認）。それらもドリンクバーには存在しないため、希少なメニューだといえます。 　デニーズが、往年のドリンクメニューをドリンクバーで復活でもしてくれない限り、この素晴らしいドリンクは今や絶滅危惧だといえる状況。あの素晴らしい水出しアイスティーを飲むためには、今や馬喰町か、二番町のデニーズに行くしかないのです。1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』（イカロス出版）と『もう新品は買うな！』がある