仕事

向かない仕事を続ける意味はある?歌舞伎町の女社長の教え

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗経営する歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第48回は「ウサギとカメの寓話から得られる教訓」がテーマです。
カメ

※画像はイメージです

 みなさんはウサギとカメの童話をご存知ですよね。どうして能力あるウサギがノロマなカメに負けてしまったのか? それはウサギが自分の能力を過信して怠けたから結局、花を咲かすことができなかったから。  一方、あまり能力があるとは言えないカメはコツコツと日々努力を続け、遅咲きを果たすことができたからです。

ウサギとカメのお話の教訓

 ビジネスのシーンでもこういうことはよくあると思います。  わたしは、お酒が飲めず、気も利かず、空気も読めないので絶対に水商売には向いていないと思います。それでも、どうしてこの仕事を好きになり、20年近くもこの仕事を続けこれたかというと、逆説的ですが「向いていなかったから」だと思います。  そう思ったキッカケをくれたのは、母の一言でした。自分のことはまだうまく話せませんので、今回は母の職業の話をしようと思います。  うちの母は、40年間、高校の国語の先生をしていました。最近、定年退職をし今は家にいます。わたしは小さい頃から友達と遊ぶよりも本を読むのが大好きでした。没頭しすぎて現実世界と本の世界の境がわからなくなることも日常茶飯事でした。  大人になるまでほとんど本の世界の中で生きてきたので、学生の頃に学校や塾の国語の読解力を試すテストで特に困ったことはありませんでした。そして、わたしの中で「これはお母さんの遺伝だ」と勝手に解釈をして、今までそれについて特に疑ったこともありませんでした。  ところが、わたしは、うちの子が塾に行くようになって、国語の読解問題を「どうしてこうなるの?」と聞かれ、答えられなかったのです。生意気かもしれませんが、強いて言うならば、「それが当たり前だと思ったから」でした。  そういうわけで、急いで母に電話をしました。

国語の読解問題を母に質問したら

教師 母もわたしに共感してくれると信じていました。「当たり前だと思いながらも教えられる秘伝のなにかを持っている」と信じていました。すると、とてもびっくりする答えが返ってきました。 「お母さんは、あんたと違って、国語が一番苦手で嫌いだった」 「嘘でしょ?」と思わずわたしは言いました。  すると、母はわたしに重ねて言いました。 「その証拠に、お母さんが家で本を読んでるのを見たことある?」 「??!」  そう言われてみれば、18年間一緒に暮らした母が本を読んでいるのを見たことはありませんでした。
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読書が苦手でも国語教員になれた理由
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