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なぜ「正解」は一つではないのか? 相手の言い分にも一理あるわけ

 議論はつい硬直化しがちです。意見が対立したときに、「どちらかが正しくて、どちらかがまちがっている」という前提で考えてしまいます。しかし、議論というのは本来抽象的なもので、そこに相手の言い分を受け入られる余地があります。そして、その余地が見えたときに、「相手の言い分にも一理ある」とうなずけるようになります。  相手の言い分をすべて認める必要はありません。それは自分に言い分がないということだからです。お互いの言い分はゼロかイチかではなく、0.4だったり、0.5だったり、0.6だったりします。シロかクロかではなく、白味がかったグレーだったり、黒味がかったグレーだったりすることがほとんどです。  お互いが納得のいく結論を出すには、相手とよく話し込む必要があり、時間がかかります。すべての人間関係で時間をかけて話し込むのは難しいですが、友人関係くらいはそうした態度で望みましょう。極論ばかりで物事を語らずに、柔軟に物事を考えられるようになります。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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