更新日:2022年07月08日 19:03
恋愛・結婚

海やプールで…彼氏ほしがるギャルを襲ったひと夏の悲劇

 長い梅雨が終わり、夏本番を迎えた。海やプールに花火、行事が盛りだくさんな時季だけに、気分が浮かれてしまいがち。無性に恋人が欲しくなる……。だが、それゆえに苦い恋愛体験を持ってる人も多いのではないだろうか。「普段なら付き合う相手の中身を重視するのですが、完全に間違えました。夏はやっぱり彼氏がほしくなりますよね」と苦笑いするのは、10代の頃はギャルだったという遥さん(仮名・27歳)。
プール

夏といえば、海やプールなど恋人と行きたくなるイベントが盛りだくさん(※画像はイメージです。以下同)

自分が“浮気相手”だった!? プールで起きた修羅場

「専門学校に通ってた頃に、他のクラスに結構イケメンで有名なギャル男がいたんですよ。カッコいいなぁ〜とは思っていたんですが、接点がなくて。でも、たまたまクラブで偶然声をかけられたんです。そっから仲良くなって……」  クラブで意気投合し、学校でのランチや仲間との飲み会で急速に親睦を深めた二人は付き合うようになる。 「ギャルとギャル男同士、やっぱり気が合うんですよ。趣味や嗜好が似てるし、とにかくイベントごとが好きで、海が好きで、なにより夏が好きってね」  そんな彼と順調に交際を続けていたが、夏の終わりに二人で行った某テーマパークのプールで事件は起こる。 「毎年、女同士で行っていたテーマパークに初めて彼氏と行くから、もう私はウキウキでした。流れるプールでイチャイチャしたり、売店で色々買ったり。で、スライダーに乗ろうと並んでいたら、彼がいきなり青ざめた顔になったんですよ。しきりに“お腹が痛いから、温泉プールの方に行こう”って言うんです」  繁忙期のスライダーの列は凄まじく、1〜2時間並ぶこともザラ。この日もすでに二人は30分以上並んでいたそうだ。遥さんが「一人で並んでいるから、トイレに行ってきなよ」と提案するも、どういうわけか彼は頑に拒否し、温泉プールに行きたがる。すると……。 水着「前の方から女の声で彼の名前を呼ぶ声がしたんです。彼の名前は祐介。どこにでもある名前だから、まさか自分の彼氏だと思わなかったんです。でも、その女がうちらの前にやって来て、いきなり彼に平手打ちをかましたんです。次に、私を睨みつけて『あんた誰!? ウチの彼氏となにしてんの?』って捲し立ててきたんです」  大行列の中で突然起きた揉め事に、周囲の視線が痛いほど集まる。その場で話し合うわけにもいかず、もともと荷物置き場としてレジャーシートを敷いていた室内に移動した。 「地獄のような沈黙が10分ほど続いて、彼女が話し始めました。どうやら、その彼女と彼は幼馴染で、付き合ってもう3年になるそうです。私とも付き合ってはいましたが、そんなことを言い出せるような空気では全くなかった。そしたら彼が『魔が差してしまいました』って、彼女に頭を下げたんです」  まさかの形で自分が浮気相手だったと知ってしまった遥さん。いたたまれなくなり、その場から逃げるように荷物をまとめて帰ったという。 「彼とはイベントを一緒に楽しめて、なおかつイケメンでギャル男だったから付き合ったんですが、よくよく考えてみると、性格や中身が好きかと言われたら、そうでもなくて。ただ、夏の開放感から判断能力が鈍っていたんだと思います。事件が起きたのは8月半ばで、もうすぐ夏も終わるし、別にいいかなって。すんごいあっさり別れちゃいました。これ以降、夏の恋愛には気をつけています」
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海でナンパして関係をもった相手が、まさかの…
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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