自分を「コンテンツ」にする稼業は疲れないのか?
高瀬:本当に人に会うのが好きなんですね。
中島:人に会うのが好きというか、暇つぶしですね、一日中暇なんで。喋るのは疲れないですからね。
高瀬:僕はもう疲れちゃう(笑)。
中島:ですよね。適性だなと思って。たくさん人に会うと、そのまま人口比が上がるので、マスっぽいって言ったら失礼ですけど、そういう話はけっこう聞けてちょっと飽きちゃったところもあって。だから数を減らして。ある程度法則がつかめると飽きちゃうじゃないですか。
高瀬:予想がついちゃう、ってことですね。
中島:そうです。ある程度実物をいっぱい見て、「こんなこと悩むんだ」とか思いながら。最近は、空いた時間を本に費やしてみようかなと。変な話、僕も自分のことをコンテンツにしてるから。あの本を読んだのも、あんまり全部わからない本だと疲れそうだなと思って。自分の活動とかぶってて「確かに」っていうくらいの本を選ぼうと。
自分で本を出してみて、こんなにエゴサするもんなんだなって驚きました(高瀬氏)
高瀬::へえ~、うれしい。
中島:僕、人と会う時についてきて、記事化するみたいなことをやってくれるマネージャーがいるんですけど、僕ができてもスタッフができないと、と思い「これ読めば?」って感じで薦めて。Twitterにもあげましたけど。
高瀬:なるほど、なるほど(笑)。Twitterっぽい感じね。
中島:けっこう、本の著者から連絡がくるみたいなこと、あるんですよね。
高瀬:でしょうね。僕もそう思いました。自分で本を出してみて、こんなにエゴサ(エゴサーチ)するもんなんだなと(笑)。正直、テレビで番組作ってる時よりも、圧倒的にエゴサしましたよ。本書くって、書いているうちにやっぱり一生懸命やりたくなるんですよね。そうすると最初出す予定のなかったこともどんどんバラし始める。身を削り始めるというか。
中島:あー、なるほど。
高瀬:どんどん丸裸になってくんですよ。で、最終的に上がったものって、けっこう脱いでて(笑)。だからこそ反応が気になると思うんだけど。
中島:なるほど、それに対する評価が気になると。
高瀬:だからそういう意味でいうと、俺のことを知ってる人とか親に読まれるのが一番恥ずかしい。
中島:よく、言いますね。僕の周りだとYouTubeやってる奴とかは見られたくないと。そいつのYouTubeを再生すると、めっちゃ嫌がるんですよ。
高瀬:そうそう。カッコつけてるんだったらいいんだけど、脱いじゃってるから。
中島:なるほど。僕はそんなにないですけどね、着てないんで、そもそも(笑)。昔からポンコツ具合が隠しきれないっていう。エゴサとかも気になったらするというよりは、タイムラインなんですよね、エゴサが。
高瀬:そっかそっか。
中島:そう、Twitter見ないんで。だから僕の場合はTwitterを違う使い方してるんですけど。