更新日:2019年10月10日 23:13
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人にオゴられる活動でフォロワー7万人超。プロ奢ラレヤーの“Twitterで勝つ方法”

名前はオワコン!Twitterのアカウント名は「商品名」である

高瀬:中島さんの過去のインタビューを読んで面白いと思ったのが、「名前ってオワコンだよね」という話。名前がオワコンかどうかよりも、確かに伝わんないよね、って思って。 中島:まあ、商品名ですからね。今売れてる人、自分そのものをコンテンツにしてる人って、商品名こだわってる人が多いかなって思います。途中で転換してもいいんだけど、「今はこういうものを売ってます」って、ある程度わかりやすくするのは正しいかなと。  本当にクソみたいに情報過多だから、勝てないんですよね。動画であれなんであれ、すべてと戦ってるわけで、その中で「自分をどうこうする」、っていう話になってくるのであれば、それはもう、名前からやらないといけない、というか。  僕今22歳なんですけど、実績もなければ、何年間、何かに携わってましたという経験もない。基本的に学校を出たてで成果物がない人は、いくら能力があってもチャンスは全然回ってこないわけで。会社に入って何年間か働いて、チャンスをもらってからやり始めるわけです。そこをパスしようと思ったら、「何ができるか」を明確にしないといけない。

高瀬:成果物もある意味、代名詞っていう意味では名前ですもんね。 中島:そうですね。「○○の人」って言われれば、それで完了なんです。それがない人が、何ができるのかという時に1つ簡単なものとしては、商品名があるなと。 高瀬:ほんと、すごいなって思いましたよ。ある意味コンテンツ論でいうと、僕も名前がすべてだと思っていて。名付けたら、もうそうなるというか。ただ意外とみんな、それをわかっていないじゃないですか。「ネーミング大事だね」とか、響きとかカッコよさへの意識ってあるんだけど、本質的にはあんまりわかってないよねっていうか。 中島:人間、生きてたら勝手に積み重なっていく性質とか、ついやっちゃうこととかあるじゃないですか。いかにそういうものを分析してコンテンツにしていくかが、基本というか。  例えば、企画屋さんとか、そういう人がTwitterで頑張ってもフォロワーが増えないのは、実は勝手が違うからっていうのがあって。代名詞があるのはアドバンテージなんだけど、わかりづらくしてしまう要因でもあって。要は代名詞がなければ、その人のライフスタイルが評価のすべてなんだけど、代名詞があるせいで出てこない評価があるし、誇張された評価もあって。つまり、データが取りづらい。そこら辺の難しさがありますよね。 ~第2回へ続く~ 高瀬敦也 株式会社ジェネレートワン代表取締役CEO。フジテレビのプロデューサーを経て独立。音声と写真のコンテンツプラットフォームアプリhearrの企画やマンガ原作・脚本制作、アイドルグループ、アパレルブランドのプロデュースを手掛けるなど、幅広いコンテンツプロデュース・コンサルティングを行っている。著書に『人がうごく コンテンツのつくり方』(クロスメディア・パブリッシング) 中島太一 プロ奢ラレヤー。22歳。年収1000万円の奢られ屋。Twitterを介して出会った様々な人に「奢られる」という活動をし、わずか6か月でフォロワー2万人を獲得。現在、フォロワー6万人超。 <取材・文/高橋孝介 撮影/Coji Kanazawa 取材協力/AOYUZU恵比寿>
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