鴻上尚史の新作舞台。構想のヒントは「怪獣が怪獣らしくない」円谷プロの特撮作品
最も熱狂した『怪奇大作戦』
これにはまったく怪獣は出てきません。ただ、不思議な物語が次から次へと展開されました。 今は、欠番扱いでDVDでも見られない『狂鬼(きょうき)人間』という作品は、意識的に脳波を狂わせ、心神喪失状態で殺人を犯し、刑法39条の規定によって無罪になる人間を量産する話です。 21世紀に創られたと言われても納得できる、強烈な内容です。 『京都買います』は、京都と仏像を愛した女性が、誰も京都を愛していない、私だけが京都と仏像を愛していると、人々から京都を買い取ろうとする実相寺昭雄監督の傑作です。 ですから僕は円谷プロの作品のファンですが、怪獣が怪獣らしくない、ヒーローがヒーローらしくない作品のファンなのです。『地球防衛軍 苦情処理係』もそういう思いで創りました。よろしければ、劇場でお会いしましょう。ネットでググれば、チケットは買えます。
『ドン・キホーテ 笑う! (ドン・キホーテのピアス19)』 『週刊SPA!』(扶桑社)好評連載コラムの待望の単行本化 第19弾!2018年1月2・9日合併号〜2020年5月26日号まで、全96本。 |
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●KOKAMI@network vol.17『地球防衛軍 苦情処理係』公式ページ
『ドン・キホーテ走る』 『週刊SPA!』(扶桑社)好評連載コラム「ドン・キホーテのピアス」待望の単行本化 第18弾! |
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