更新日:2023年05月07日 13:42
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陰口を叩く人と叩かれる人…こじれた関係を仲裁するには?

仲裁の目的は?誰が仲裁するべきか?

 お互いの事実と、本音を明らかにすること。それが仲裁の目的だ。その結果、お互いが納得すれば仲は元に戻るし、納得できなければ仲は決裂する。大切なのは、できるだけ憎悪を増幅させないように、早めに決着を着けさせることだ。  板挟みになり、仲裁する立場になった人間は「自分は何も悪くないのにどうして」と嘆きたくなるかもしれない。しかし非のない人間だからこそ仲裁ができるのだ。対立する彼らに対する想いの分だけ努力してみてほしい。その努力はきっと誰かが見ていて、それが人望につながるはずだ。  ちなみにこのサークルで起きたトラブルについて、もう一人努力できる人物がいる。それはこのマネジャーが悩んでいることを知った大学生だ。彼は敵味方に分かれることなく、仲裁する立場になったマネジャーの相談に乗ることができる。  人は誰かに話すことで、自分の考えを確かめることができる。これは仲裁という難しい立場に立った人間にとって、大きな助けになるだろう。そして、その影響がコミュニティ全体にプラスになるかもしれない。もし自分が板挟みになっている誰かの悩みを聞く立場になったら、ぜひ思い出してほしい。人はそれぞれ自分の立場で貢献できることがあるのだ。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ!

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