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嵐が囲み取材でみせた多くの人に愛される理由

 いよいよ本番を明日に控える第70回NHK紅白歌合戦は、30日までにリハーサルの大部分が完了した。令和元年を締め括るに相応しい全42組のアーティストが出演するが、なかでも例年に増して注目なのが大トリを務める嵐だ。突然の活動休止発表、全50公演に及んだデビュー20周年記念ツアー、そしてメンバー初となる二宮和也の結婚発表と、2019年はまさに嵐のような怒涛の1年となった。  今回は「嵐×紅白スペシャルメドレー」と題して、デビュー曲『A·RA·SHI』と最新曲『Turning Up』を披露する。バックダンサーとの絡みも多いことから、29日の音合わせでは松本潤を中心に立ち位置や流れなどを入念に確認した。  そして嵐はもう1曲、特別企画として米津玄師作詞・作曲のNHK2020ソング『カイト』も披露することが発表されている。詳細は本番までシークレットのようだが、29日の囲み取材では松本が「めっちゃ良い曲ですよ!」と手応えを口にした。 「すごく米津くんらしい曲になっていますし、ご本人が歌っている音源を初めて聴かせてもらった時は“これを僕らが歌わせてもらうんだ!”ってすごく感動しました。米津くん自身ではなく嵐が歌うことをイメージして曲も歌詞も書いてくれたそうなんですけど、“嵐に対してこういうイメージがあるんだ”っていうのも感じられてすごく嬉しかったです。ぜひ楽しみにしてもらえたらと思います」(松本)  また、囲み取材の最後には実に嵐らしい一面を垣間見ることができた。取材終了時刻が迫っていたこともあり、係員の方が「すみません! 以上で囲み取材は終了となり……」と言い掛けたのだが、それよりほんの一瞬早く、1人の記者が質問をした。 「すみませんあの……紅白歌合戦は中国でも生中継されますが……!!」  中国出身の記者の方のようだ。自分が質問し始めたのとほぼ同時に係員が会見を締めようとしたので、途中まで言い掛けてから一瞬質問をやめようと躊躇した。しかし、櫻井翔がその記者の方に目を向けながら“ちゃんと答えるから続けて良いよ”と促すかのように目を見開いて片耳を前に出し、松本も耳に手を当て“ちゃんと聞いてるよ”と伝えるようなアクションを見せたのだ。他のメンバーも一様に記者の方に視線を向け、質問に答える姿勢を見せた。  これを見た中国人記者は「中国でもたくさんのファンが楽しみにしているんですけど、中国のファンに向けても一言もらえませんか?」とその後の質問を続けることができた。日頃からの嵐の丁寧な仕事ぶりと、素の性格がよく表れたシーンだった。 「日本にも(中国から)たくさんの方がコンサートに来てくださっていますし、来年は北京公演もあります。紅白歌合戦は色んな国にライブ中継で届いていますから、日本と中国で少しだけ離れてはいるけど、同じ時間を一緒に楽しめたらなと思います」(櫻井)  嵐は先日25日に全50公演にも及ぶデビュー20周年ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」を終えたばかりで、その後も27日のミュージックステーションウルトラSUPER LIVE2019出演や個々の仕事など、相変わらず超多忙な日々を送っている。そんな中でも疲れの色一つ見せず誠実に対応する姿からいつもプロフェッショナリズムを感じているが、令和元年の最終盤に改めて、嵐が老若男女多くの層に愛される理由を垣間見た気がした。 取材・文/福田悠 撮影/山川修一(本誌) 八木康晴(本誌)
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