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ネクストブレイク最右翼・フィロソフィーのダンス 。メジャーの切符とともに手にした揺るぎなき自信

根性があって健やかなフィロソフィーのダンス

――で、今回は日刊SPA!という音楽系でもアイドル系でもない媒体の取材なので……。 奥津:そういえばそうだった! なんで来たんですかっ!? ――最初にご説明したとおり、今年の顔を紹介するためです! そしてその日刊SPA!だからこそ、読者の中には音楽やアイドルに明るくない人も多いと思うんです。なのでみなさんのオススメのフィロのス楽曲を教えてもらいたくて……。 佐藤:「ダンス・ファウンダー」だよね? 日向:うん。私たちの使命……「このグループはみんなを踊らせるグループなんだ!」って宣言する曲なので。 佐藤:で「ダンス・ファウンダー」を聴いたあとに「シスター」を聴いて振り幅を感じてもらいたいですね。去年配信されたときアイドルファンじゃない方からも「いい!」って評価をたくさんもらった曲だから、聴けばきっとほかの曲も気になると思います。
――まずは「ダンス・ファウンダー」と「シスター」をチェックすべし、と。 奥津:あと個人編というか、私としては「ヒューリスティック・シティ」も聴いてもらいたいです。この曲は冒頭のサビを私が歌っているんですけど、聴いている人の脳をとろけさせにいっているつもりなので。その声を楽しんでいただいて、奥津マリリを推してくださいっ!
――奥津さん、発言がいちいちズルいです(笑)。 日向:しかも「ダンス・ファウンダー」と「シスター」だけじゃなくて「ヒューリスティック・シティ」まで取られちゃったし(笑)。なので私は「ライブ・ライフ」でお願いします。「ダンス・ファウンダー」がグループの使命を歌った曲なら、この曲は新しい目標……私たちは曲を通じてフロアを愛で埋め尽くす。そういう新たな役割を与えてくれた曲なので。
十束:じゃあ私は「フリー・ユア・フェスタ」で。一番新しいアルバムの曲なんですけど、ある意味「シスター」と同じ。これまでとはまた違う方向を目指した曲だし、いつ聴いても耳が喜べる曲だと思っているので。元気がないときに聴いても「気持ちのいい曲だな」と思えるし、ライブで観るとまた印象が変わるので、まずはCDや配信で聴いて、さらにライブで楽しんでもらえたらうれしいです。
――ちょっと意地の悪い話になっちゃうんですけど、ここ数年、2010年頃の「アイドル戦国時代」に比べてアイドルシーンは縮小傾向にあると言われがちじゃないですか。 一同:はい。 ――そんな中、フィロソフィーのダンスはなんで5年間活動を継続できたんだと思います? 佐藤:やる気! 十束:あはははは(笑)。
十束おとは

十束おとは

佐藤:バラバラのところからやって来たメンバーではあるんですけど、みんな本気でこの活動に取り組んでいますから。誰かひとりでも遊び感覚の人がいたら、たぶん今の私たちにはなれなかったと思いますし。だからやる気、根性、パッションで乗り切ってきたんだと思いますっ! ――楽曲といい、パフォーマンスといい、キャラクターといいすごくスマートに見えるんだけど、ベースは根性論? 奥津:「絶対にやめない」っていう覚悟はみんな持ち合わせているし、たまに「4人でやっていこうな!」って言い合うときもあるから、思われているほどスマートではないかもしれないです(笑)。あっ、あと健やかだから続けてこられたんだと思います。 ――確かにみなさんのSNSを見ているとそう思います。いい意味で“ネタ”がないんですよね。炎上しにくい、事件性がないと言ってもいいんだけど、発言がすごくヘルシーな印象を受けます。 日向:私もそうだし、たぶんみんなも病んだ気持ちをファンの方と共有する必要なんてないよな、と思っているんだと思います。 奥津:うん。それに基本的に毎日「いえーい!」「楽しいー!」って感じですし。 日向:ホントに“自然と”なんですけど、そういう価値観が全員一緒なのも長続きする理由なのかもしれないですね。 ――そしてこれからメジャーデビューが控えています。 奥津:今も曲を聴いたことのない方からネガティブな意味で「アイドルだから」って言われることもあるので、デビューをきっかけに「アイドルはまっとうな音楽、いい音楽をやってるんだよ」というメッセージを届けたいです。 日向:確かに私たちの存在と音楽を広めるべくメジャーと契約するので、それを果たすことが第一目標ですね。 ――実際、露出が増えるとそんなに注目度って変わるものなんですか? 今も日向さんは個人としてテレビの「歌上手い」系の番組に出演しているし、十束さんはeスポーツ関連のイベントに積極的に登壇。奥津さんはそれこそ『週刊SPA!』をはじめ、いろんな雑誌でグラビアアイドルをなさっているし、佐藤さんはモデルとして活動すると同時に……。 佐藤:腹筋キャラをやってます(笑)。 ――はい(笑)。ビルドアップされた腹筋が話題を集めてフィットネス誌やテレビ番組にも登場している。そういうグループ外の活動がフィロソフィーのダンスにフィードバックされることは? 奥津:すごくあります。「グラビア見たよ」ってライブに来てくださる方もたくさんいますし。 十束:だから今回のメジャーデビューはさらにいろんな人に知ってもらえるチャンスだと思っていて。CDを聴いたり、ライブを観たりしてくれさえすれば好きになってくれたかもしれない人たちに自分たちの音楽を届けられないことは本当に悔しいことですから。みなさんの目に触れる機会が増えるのはいいことだし、そのときに絶対好きになってもらえるグループになりたいな、と思っています。 ――最後に佐藤さんの今年の目標は? 佐藤:メジャーデビューしたからには、国民的アイドルになって『NHK紅白歌合戦』に出たいです! ――おー! 佐藤:これまでは「大晦日は『紅白』を観るもの」という意識だったんですけど、去年の12月に新木場STUDIO COASTのライブでメジャーデビューの発表をしたこともあって、大晦日に『紅白』を観ている最中「あれっ、なんで私はこの番組に出てないんだ?」ってすごく悔しくなったんです。だから今年は大晦日の朝「あっ、私、今日夜中までNHKで仕事だから」って家を出られるようになりたいんです(笑)。 <取材・文/成松哲> ●フィロソフィーのダンス(ふぃろそふぃーのだんす) 奥津マリリ、佐藤まりあ、日向ハル、十束おとはからなるアイドルグループ。2015年結成。ウルフルズ、ナンバーガール、氣志團、相対性理論、Base Ball Bearらを世に輩出した加茂啓太郎プロデュース、ヤマモトショウ作詞、宮野弦士編曲のもと「Funky But Chic」をキーワードに黒人音楽・ダンスミュージックを基調にしたナンバーをパフォーマンスして、活動開始直後からアイドルファンのみならず、音楽ファンの間で大きな注目を集める。そして2016年11月に1stアルバム『FUNKY BUT CHIC』を、2017年11月に2ndアルバム『ザ・ファウンダー』を発表し、翌2018年6月には恵比寿LIQUIDROOM で初のバンドセットでのワンマンライブを実施。さらに同月より6カ月連続で7インチシングルをリリースした。また同年末にはSCOOBIE DOとのコラボレーションシングル『ラブ・バリエーション with SCOOBIE DO / ヒューリスティック・シティ』を発表し、翌年には3rdアルバム『エクセルシオール』をリリースするとともに、全国10都市を回る「Glamorous 4 Tour」を敢行。その千秋楽となる新木場STUDIO COAST公演において、2020年、ソニー・ミュージックレーベルズからメジャーデビューをすることをアナウンスした。
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【公式サイト】
https://danceforphilosophy.com/

【公式Twitter】
@DFP_2015


商品情報1
リミックスアルバム『SAPIOSEXUAL』
01. ヒューリスティック・シティ(mabanua remix)
02. イッツ・マイ・ターン(T-Groove Remix )
03. アイム・アフター・タイム(Remixed by パソコン音楽クラブ)
04. アルゴリズムの海(ヤマモト ショウ リミックス)
05. スーパーヴィーニエンス(Night Tempo Shuto Expressway Groove Mix)
06. 夏のクオリア(Remixed by ikkubaru)
07. ライク・ア・ゾンビ~ヒャダインのリリリリ☆リミックス
08. ダンス・ファウンダー(FPM Never Ever Mix)

【Bonus Track】
09. アイム・アフター・タイム(Remixd by Gento Miyano)
10. アルゴリズムの海 (ヤマモト ショウ リミックス AI Mix Version)
11. アイドル・フィロソフィー(Remixed by 浅見北斗(Have a Nice Day!!))
https://www.amazon.co.jp/dp/B083QRHRHL

商品情報2
『フィロソフィーのダンス 1st オフィシャルブック』(Blueprint)
【主な目次】
・メンバー全員のグラビア
・メンバーソログラビア
・メンバー同士が舞台裏を撮影した”バックステージショット”
・ソロロングインタビュー
・1×1クロストーク
・ディスコグラフィー
など
https://www.amazon.co.jp//dp/4909852077

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