仕事

「10万円は1週間で稼げる」ウーバーイーツ配達員の次の手とは…

 新型コロナウイルスは着実に我々の懐と心を蝕んでいる。株価の暴落で新興富裕層の中には資産の大半を失う者、地べたを這いずり回っていた者の中には富を掴んだ者も。この災厄で新しい階層と価値観は生まれるのか? パラダイムシフトはもう始まっている……
[コロナ格差]下剋上

もとはアパレル業界で働いていたという山下さん。時間拘束の長さと、副業禁止だったので、配達員とシェアキッチンでの労働に転換

配達員のハシゴで月40万円以上。給付金の額を嘆くなら漕げ!

 外出自粛が呼びかけられるなか需要が高まるフードデリバリーサービス。配達員たちにとっては追い風のはずだが、状況は逆らしい。昨夏から本業のシェアキッチンでの勤務の傍ら、副業でUber Eatsの配達員をする山下裕哉さん(仮名・22歳)は「4月7日に緊急事態宣言が出た直後は普段よりも稼げたのですが」と苦笑する。 「宣言から1週間もたつと新規の配達員が増え、僕のような職歴の長い人たちには不利な状況になってしまったんです。新しい配達員には優先的に飲食店からの配達依頼が入る傾向があって、ベテラン勢は割を食った形。休業要請が出て店舗営業が難しくなり、出前を始めようと考える飲食店は多かったですが、Uber Eatsを利用するには加盟店登録をする必要があります。この登録手続きが2週間ほどかかるので、配達員の人数の割に依頼数が少ないという状況にもなっていました」  Uber Eatsで月に20万円近くを稼いでいた山下さんだが、コロナが流行し始めた2月末以降、収入は普段の7割程度まで落ち込んでいるという。  だが、GWの終わり頃から状況は好転してきた。 「多くの飲食店が加盟店登録の手続きを終え、注文数が一気に増えました。しかし、このラッシュも一時的なものだと思います。GW明けから店舗営業を再開した店が増えたので、お客さんは店舗へ行き、出前を頼まなくなりました。すると、5月末から6月初旬にかけて、少ない依頼を多くの配達員で取り合う状況が再び訪れるのでは、と予想しています」  それでも山下さんは、配達員の仕事を辞める気はないという。 「コロナの影響でフードデリバリーサービスは増えてきていますから、そっちで働けばいいだけです。今だと『menu』や『Chompy』あたりがアツいですね。新しいサービスはまだ配達員が少ないので稼げます。家で『給付金少ないな……』と嘆く時間があるなら、とにかく走ったほうがいい。10万円なんて1週間もあれば稼げますよ」  路上にはカネが落ちていると、コロナバブルで稼ぐ人もいるようだ。 <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!5月26日発売号の特集「[コロナ格差]下剋上」より
週刊SPA!6/2号(5/26発売)

表紙の人/ 堀田 茜

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