糖を断ち、“脂”を積極的に取ることで最速のダイエットが可能になる――。そんな“新説”を唱え、「
ガチ速“脂”ダイエット」を上梓した作家の金森重樹氏。出版を記念して、タレントで栄養士の手島優氏と対談を敢行した!
金森重樹氏(左)と手島優氏
金森重樹×手島優が最新ダイエットに迫る
▼金森重樹氏……’70年生まれ。東大法学部卒。ビジネスプロデューサーとして年商100億円のグループ企業を率いる傍ら、作家として活躍
▼手島 優氏……’82年生まれ。「日テレジェニック2008」をはじめグラビアアイドル、歌手として活躍。6年ぶりの新曲「ハミ乳パパラッチ」が好評
発売前に重版決定! 話題のダイエット「断糖高脂質食」
――大変好評な本書ですが、女性からの反響が大きいようですね。
金森:メタボな男性への即効性は、僕自身が2か月で32㎏の減量成功によって実証していますが、女性はなかなか結果の出ない人も多いんですよ。
手島:男性のほうがストイックだから? 男女で何が違うのかしら。
金森:女性ホルモンと脂肪蓄積の関係もあると思いますが、多くの女性は、過去に極端なカロリー制限や単品ダイエットを行っています。それによって体内がボロボロになっている可能性が高いと見ています。
――手島さんも、現役グラビアアイドルとして体形維持には気を使っているのではないですか?
手島:お酒が大好きで、暴飲暴食をやめられないので(笑)、撮影前はいつも苦労しています。一時期糖質制限をやってみましたが、髪がパサパサになったり、胸囲が落ちてしまったりと、綺麗に痩せられないのはちょっとどうかな?と思っていて。
金森:よく糖質制限と同一視されるのですが、僕が実践している「断糖高脂質食」はまったく違う理論なんです。
手島:実は私、栄養士の資格を持っているので、糖が太る原因であることは理解できるのですが……。ダイエットといえば「脂」も厳禁だと思っていました。
金森:タンパク質、脂質、炭水化物の比率を2:2:6にする、いわゆる「バランスの良い食事」を前提とした栄養学の知識があると、余計に理解不能ですよね。
手島:ダイエットのたびに電卓片手にカロリーを細かく計算するのですが、ものすごく大変なんです。
金森:このメソッドではカロリー計算もしなくていいですし、デコルテ(首~胸の上部)から痩せるということもありません。糖質主体の食事をしていると、血糖値を抑えるためにインスリンが大量に分泌されますよね。インスリンには、使いきれなかったブドウ糖を中性脂肪として蓄え、脂肪の分解を抑制する働きもあるため、内臓脂肪や皮下脂肪になってしまう。
――だから、巷には糖質制限メソッドが溢れているわけですよね。
金森:ただ、糖質の中毒性は非常に高いのでなかなかやめられない。また、ただ糖質だけをカットすると一日に必要な総エネルギー量の60%を失ってエネルギー不足に陥ってしまう。そこで、糖質の代わりに脂質をたっぷり取る食生活にシフトチェンジすると、それまで糖質をエネルギーにしていた体が脂質をエネルギーにするように切り替わり、脂肪がどんどん燃えて短期間で一気に痩せることができるんです。
手島:なんだか目から鱗です!