岡崎紗絵、女優業を始めたころは「台本を見るのすら嫌になった」
女優として『教場II』『ナイト・ドクター』など話題のドラマをはじめ、『Ray』の専属モデルとしても華やかに活躍する岡崎紗絵。1月21日に放送がスタートした『アイのない恋人たち』(ABCテレビ・テレビ朝日系)では、化粧っ気もない地味なブックカフェオーナー役という本人とのギャップが激しいヒロインを熱演中だ。「今までで一番悩んだ」という役作りへの意気込みなど、等身大の令和のアラサーの想いを語ってもらった。
――クランクインから1か月ほど経ったそうですが、現場の雰囲気はいかがですか?
すごく愛と笑顔に溢れた現場です。第一話の完成版を見て、『これは……ラブストーリーなのか?』となりました(笑)。他のキャストの方のシーンを初めて見たので、こんなにキャラクターの濃い7人のお話だったんだなと。もちろんラブの要素もありますが、それぞれが恋愛以外にも仕事や家族といった悩みや葛藤を抱えていて、それがとてもリアルなんです。人間の成長ドラマが色濃く出ている作品になっていると思います。
――「合コンは死語」、「運命の出会いなんてない」、「マッチングアプリでの出会いがスタンダード」など、令和の恋愛事情もリアルに描かれていますね。
『あ、合コンはもう死語なんだ〜』って思いましたが(笑)、マッチングアプリは、結構身近になってきた気がします。アプリが出始めた当初はみんな様子見をしていた感じだったけど、ここ最近は結婚までいった同級生の話も聞きましたし、そういう形ってもっと増えていくんだろうなって思います。
――岡崎さんがマッチングアプリを利用することはないと思うのですが……。
そうですね〜やらない?かな(笑)。でも、アプリって手軽ではあるけどいきなり一対一で関係性を作らないとだから、緊張感ありますよね。合コンでもアプリでもメリット、デメリットがあるんだろうな〜と思います。
――主人公・真和(福士蒼汰)は、アプリで3回会った女性とは連絡を断つことで後腐れない恋愛を楽しむ“愛のない男”です。こういう男性をどう思いますか?
私自身は、ちょっとな…って思っちゃいますね。お互いがその程度の温度感、気持ちならいいけど……。こちらはしっかり向き合いたいと思ってて、初めから3回でサヨナラされるって決められてるなんて寂しいです。これ以上期待を持たせないためとはいえ、そこから発展させる気がないって、やっぱり愛は育むことが大切だと思うので。
――絵里加はモデルとして華やかに活躍する岡崎さんとは真逆で化粧っけもない地味な外見。役とのギャップを感じませんか?
見た目もそうですが、人に対する距離感も多分私とは真逆で、役作りではこれまでで一番悩んだかもしれません。私は初対面でもその人がどんな考えで、どんな人なのかを知りたいタイプなので、割と自分から話しかけたりコミュニケーションを取ろうとします。
絵里加は、本当は人との繋がりを切望しているけど、自分から壁を作ってしまっている女性。見た目の雰囲気からも、怖い、とっつきにくいと思われてしまうのかなぁと。その辺はすごくギャップや温度差を感じます。でも、共感できるところもあって。感情に対して素直なところとか、突拍子ないところもあるけど行動に関しては思ったらパッと動くところは似ているかもしれません。
「運命の出会いはない」令和の恋愛観
自分とは真逆の「自ら壁を作ってしまうヒロイン」
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ