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キャバ嬢は痔になりやすい?久々の出勤で職業病の影響をモロに…

―[キャバ嬢に訊け]―
 テレワークの普及が拡大する一方で、慣れない在宅環境によって痔を発症してしまう人が急増している。前回、痔になってしまった人達の悲痛な叫びを取材したが、そんな中で「久しぶりに店が営業再開して痔になった……」というのは、キャバクラに勤務するキャバ嬢達。キャバクラの営業再開で痔を発症するとは一体どういうことなのだろうか。

痔の検査で衝撃の事実が

サリナさん

サリナさん

 まず、話を聞いたのは大阪のラウンジに勤務するサリナさん(仮名・27歳)。元々便秘気味で時々、痛みを感じると言っていたサリナさん。しかし、店が営業再開されて以来、お尻に違和感を感じるようになったという。 「今までも便秘気味で3日に1回くらいしか、お通じが出なかったんですよ。でも、店が再開されて久しぶりにお酒を飲むようになったら3日以上も出なくなったんです。便秘になって4日ほど経った頃、飲みすぎのせいか下痢をするようになって……、そのとき大量の便が出たものだから、『メリッ……』という音がしてお尻が避けちゃったんですよね。それから、下着に血がつくようになったのですが、自分では痔だと認めたくなくて。でも、またトイレに行ったときに出血して、さらに他にも何か違和感を感じるようになって……仕方なく病院に行くことにしたんです」  初めて、肛門外科に行くことになったサリナさん。痔の検査ということで女医がいる病院を選んだというが……。
サリナさんの薬

サリナさんの薬

「ベッドに横になって女医にお尻に指を突っ込まれて色々、検査されましたよ……。これまで脱毛で下着を脱ぐことはありましたが、あんなに緊張したのは初めてです(笑)。検査の結果、キレ痔3つ、いぼ1つ、見張りいぼ1つ……と、なんと4つの痔が見つかったんですよ! 見張りいぼというのは、いぼ痔とは別に肛門付近のところにできるポリープのようなものらしいんですが、これが出血の原因でもあるそうです。とりあえず、2週間分の薬をもらって様子見ということになり、今は薬で痛みを抑えながら出勤してます。もし、悪化したら手術を受けることにもなりそうです……」
サリナさんの今の痔の状態

サリナさんの今の痔の状態(イラスト)

 幸いにもサリナさんの働くラウンジはアットホームな店なので、痔の客用のドーナツクッションを置いているという。今はそれを借りて接客している……という。
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いぼ痔になったキャバ嬢のやり過ごし方
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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