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東大生の親ほど受験中でも家事をさせる。“きちんとした日常”が成功の近道に

浪人時代は週3日アルバイトに家事、お見舞いも…

家事 僕の場合には食器洗いや風呂掃除などをしていました。また、浪人時代には週3日、ドラッグストアでアルバイト。僕が受験生だったときに母が病気で倒れたので、その見舞いや通院の付き添いも行っていました。でも、僕はこれらをまったく苦には感じていませんでした。むしろ自分から進んでいっていました。  なぜならば、そうすることによって時間の使い方にメリハリがつき、逆に効率よく時間を使うことができるようになるためです。  これらは確かに勉強のための時間ではありませんでしたが、受験生活を過ごしていく中で、とても有意義な時間であったと僕は思っています。勉強以外の時間は勉強のことはまったく考えないで、とにかく目の前のことに集中するようにしていたので、勉強から一時的に解放されることができたからです。  そうすることによって、一日中否が応でも縛り付けられてしまう勉強から離れることができたのです。  東大生を輩出するような家庭の親御さんはこれをしっかりと理解しています。だからこそ、受験期に入ったからと言って家庭内でも受験モードの空気を出さず、あくまでいつも通りの生活を続けるようにするのです。

「自分のペース」を崩さないことが成功の近道

 これは受験勉強以外のことにもいえるかもしれません。就職、転職や転勤などでいきなり生活のリズムが一変してしまうことは珍しくないと思いますが、その中で成功していくためには、あえていつも通りの自分のペースを崩さずに生きたほうがいいはずです。毎日を仕事漬けであったり、部活漬けであったりしながら過ごしてしまうと、一日のスケジュールの中でメリハリがつかず、作業効率やモチベーションが低下してしまいます。  なので、ハードな仕事が続く毎日だとしても、たとえば家に帰ってから必ず30分エアロバイクを漕いだり、早朝にランニングする習慣を作ったりするなど、自分がいつも行っている活動の時間だけは取るようにしましょう。  そうして一日のスケジューリングの中で「仕事の時間」以外の別のラベリングをされた時間を作ったほうがリフレッシュになり、ストレスなく働けるようになると思います。  新しい生活に自分を当てはめるのではなく、自分に新しい生活リズムを落とし込んでいくようにするのがよいのかもしれないですね。
ドラゴン桜2

参考/『ドラゴン桜2』第5巻

1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa

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