20代前半にかけて、学園モノができたらいいな
――ラジオパーソナリティもそうですが、今後やってみたいことって他にもありますか?
松風:そうですね。なんだろうな……やっぱり今、学園モノの作品はすごく楽しいなと思うので、今後も、10代……あとちょっとですけど(笑)。20代前半くらいにかけて、何作品か学園モノをできたらいいなと思います。
――学園モノの面白さってどんなところですか?
松風:なんですかね。勢いとかもありますし、あと同年代の方も出ていらっしゃるので刺激も受けるし、スタッフさんとも一緒に、もうちょっとこうして……とか、話しながらやる感じがけっこうあるような気がして。そこも魅力なのかなと思いますね。
――今まで観てきた学園モノで印象に残っている作品はありますか?
松風:なんだろうな、学園ドラマ……うーん。なんだろ、イケパラ(『花ざかりの君たちへ イケメンパラダイス』フジテレビ系、2007年)とか。先輩の堀北真希さんが出てらっしゃったんですけど……とかは、楽しそうだなと思いましたし。あと『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系、2019年)は、やっぱ観ていてすごく刺さるなというのはありました。
――同じ事務所の、あの2人とも一緒に学園ドラマへ出たいなと思ったりも……
松風:そうですね。
――3人で、普段も会ったりします?
松風:2、3年前までは3人で一緒にレッスンしたりとか、顔合わせへ行ったり、雑誌の撮影とかも、けっこうあったので、朝に寮から一緒に出掛けたり。レッスン終わりにもよくご飯へ行ったりしていました。
――その2人や、事務所の先輩の方などの作品も観たりしますか?
松風:そうですね、けっこう観ます。舞台へも行ったりします。
――記憶に残っている舞台はありますか?
松風:高杉真宙さんが出てらっしゃった『カリギュラ』(2019年)という菅田将暉さん主演の舞台があって、けっこう難しかったんですけど、すごくインパクトがありました。
――そういう作品もいずれは演ってみたい?
松風:はい、やってみたいです。
――それと、中国語を勉強しているそうですが、今どんな感じですか?
松風:そうですね。今はまず基礎的な文法とか、簡単な単語を覚えていったりしています。あとは、もうちょっとコミュニケーションを取れるように頑張って、リスニングを鍛えたいなという感じです。
――実際に、中国へ行かれたことは?
松風:ネスレシアターの配信作品(『そちらの空は、どんな空ですか』2015年)の撮影場所が香港で……その時は、ちょっと広東語を喋ったんですけど、それくらいです。
――今、勉強されているのは、北京語?
松風:北京語です。
――北京語でちなみに自分の名前を読むと……
松風:ソン(松)フォン(風)リー(理)シャオ(咲)って読みます。
――すごい!いつか北京へも行って頂いて……
松風:はい。頑張りたいです!
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前回のインタビューで松風さん自身も話していたとおり、興味のあることや好きなことになると話が止まらなくなるという彼女を、実際に目の当たりにした。事実、このインタビューでのトークの間合いもそうなのだけれど、間の取り方やテンポのつくり方がとても上手な印象を受ける。
それはもしかしたら、彼女が、好きだという「お笑い」を観続けているうちに自然と身についたものかもしれないし、演技や、いつかやってみたいという喋る仕事(ラジオ)でも間違いなく活きてくると思う。10年後の姿が想像できないことが、逆に彼女の持つ魅力なのかもと思ったり。我期待着!
【松風理咲(まつかぜ・りさき)】
2001年1月17日生まれ。岐阜県出身。2015年にデビュー。2016年『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系)、2017年映画『トモシビ~銚子電鉄6.4kmの軌跡~』、2018年『グッド・ドクター』(フジテレビ系)などのドラマ・映画への出演を重ね、2019年には『A列車に乗っていこう』で初舞台に臨んだ。趣味はピアノ、読書。特技は乗馬、スキー、水泳など。153cm、B型。インスタグラムは
@risaki_matsukaze_official
<取材・文/鈴木さちひろ ヘアメイク/山本みずき>
武蔵野美術大学大学院卒。テレビ朝日にて番組等のプロデュースを行なう。ほか、作詞や脚本の執筆、舞台の演出・プロデュースなどを手掛ける。