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『HiGH&LOW』人々が熱狂するワケ。スピンオフ作品も話題に

 昨年公開された『HiGH&LOW THE WORST』のスピンオフ作品である日本テレビ系新ドラマ『6 from HiGH&LOW THE WORST』が、11月19日から全6話が放送されると話題になっている。
HiGH&LOW THE WORST

画像は『HiGH&LOW THE WORST』DVDジャケット(Amazonより)

『HiGH&LOW』シリーズはEXILE HIROが企画・プロデュースを手がけるメディアミックスプロジェクトで、これまでにドラマ、映画、ライブ、漫画、SNSと様々な媒体で物語が展開されている。“全員主役”のコンセプトのもと、EXILE TRIBEのメンバー以外に窪田正孝、林遣都、井浦新、YOU、小泉今日子など豪華俳優陣も出演した。  今や国外でも人気を誇る『HiGH&LOW』シリーズだが、人々が熱狂する理由は一体どこにあるのだろうか。今回はスピンオフ作品の放送に伴って、過去の『HiGH&LOW』シリーズを振り返りつつ、その魅力を探っていきたい。

『HiGH&LOW THE WORST』最終興行収入は12.5億円を記録

 そもそも『HiGH&LOW THE WORST』とは、公開から累計総動員数450万人を記録し、興行収入65億円にまでのぼった『HiGH&LOW』シリーズと、累計7500万部を記録した不良漫画の代表作である、高橋ヒロシ原作の『クローズ』『WORST』との、クロスオーバー作品だ。  公開されてからわずか3日間で興行収入3億円を突破。上映館数322館の最終興行収入は12.5億円にものぼり、一躍話題となった。 『HiGH&LOW THE WORST』では、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬、志尊淳、山田裕貴などの今をときめく若手俳優も多数出演している。それぞれ個性が際立った魅力的なキャラクターを見事に演じていることで、まさに不良漫画をそのまま映画にしたような仕上がりになっている。

多くの人々を引きつける魅力あふれるストーリー構成

『HiGH&LOW』シリーズは2015年のドラマ放送から始動した。長く続くシリーズのため『HiGH&LOW』の名前は広く知られているが、内容についてよくわからない……という方も多いことだろう。ここで、同シリーズの簡単な概要をご紹介しよう。  物語は「ムゲン」という伝説のチームの存在から始まる。かつて「ムゲン」は圧倒的な勢力により、地域を支配していたが、「ムゲン」と互角の力をもつ2人組「雨宮兄弟」は対抗し続けていた。結局、両者の決着はつかず、ある事件を契機に「ムゲン」はバラバラになり「雨宮兄弟」の姿もなくなる。  「ムゲン」の主要メンバーたちは散り散りとなり、「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」の5つの組織が結成された。そんな各組織の頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれようになった地を舞台に、5つのチームが壮大なアクションを繰り広げるのだ。
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