恋愛・結婚

“おじさんドラマ”人気で勘違い? こんなおじさんはモテない

ガールズバーで嫌われるおじさん

おじさん 飲み会のあとは、後輩などを連れてキャバクラやガールズバーに向かうおじさんも多いはずだ。  東京都内のガールズバー勤務の伊東サチコさん(27歳・仮名)。彼女は20歳の時から水商売をしており、多くのおじさんを相手にしてきたが、そのなかでも「自称“昔モテたおじさん”が苦手ですね~」と苦笑いする。 「自慢話をするのはいいんだけど、もう20年前にモテた話とかされてもピンとこないですよねぇ。そもそもバブル時代の話とかよくわからないし。自慢話が長いおじさんに限って、ケチな飲み方をする人が多いです」

自意識過剰で財布の紐が堅い

 筆者も水商売のアルバイト経験がある。確かに面倒な自慢話を長々とするなら満足に酒をくれ、と心から願っていた。 飲み会「自意識過剰で過去に沢山の女の子を口説いた自慢がしつこい人ほど、『俺、カッコいいからドリンクださなくてもいいでしょ』みたいな態度(苦笑)。自分がいかにすごい仕事してるかどうか語ったり、年収が高いなんて自慢話を長々してくるんです。なら、気前よく飲ませればいいのに……」  さらに、会計時になって周囲を驚かせた行動があるという。 「前に女の子2人に対して2時間以上くだらない昔の自慢話を続けたおじさんが、2杯ずつしか飲ませてくれなかったんです。2時間ですよ? しかも、お会計になったら『あれ……俺こんなに飲んでなくない?』と細かく会計をチェックしたりする。10分言いがかりをつけて、カードで支払うことになったんですが、まさかのカードが止まってたんです。ちなみにおじさんの出してきたカードは、大学生でも審査が通るヤツ。しかも1枚しか持ってなくて。たまにカードが使えない人もいますが、だいたい他に使えるカード持ってますよね」  結局、会計は同席していた後輩に現金を借りて済ませたそうだが、場は凍りついていたそうだ。  逆に、好感度の高いおじさんはどんなタイプなんだろうか。 「後で『高い』とかケチつけるぐらいなら、事前にはっきり予算を言ってくれる人は好感度高いですね。『持ち合わせがあんまないから、みんなに1杯ずつ!』で、サクッと1時間で帰るとか。あと、他の席でシャンパンが入ったら『僕はいいからあっち行っておいでよ』みたいな。そういうのが嫌味なく出来るおじさんって“良い人なんだろうなぁ~”ってグッときますね」  おじさんブームの今、せっかくなら好かれるおじさんが増えてほしいと思う。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720
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