恋愛・結婚

結婚したくてもできない男の共通点。高学歴・高収入でもモテない理由とは

“いい企業に入る”よりも大切なこと

 みなさんは、「跳べなくなるノミの実験」をご存知だろうか。昆虫のノミは体長2ミリ程度だが、実は高さ30センチほどジャンプできる。だが、高さ20センチほどの瓶にノミを大量に入れて瓶にフタをしてしばらく置いておくと、フタまでしか跳ばなくなる。驚くことに、フタをはずしてもフタの高さまでしか跳ばなくなり、フタを越えるノミは皆無になるとのこと。つまり、自分自身で「見えない壁」を設定することこそが、感情、感覚、感性の抑制そのものだと佐藤氏は言う。  会話のキャッチボールができないのは、育ってきた環境が違うから……という一言ではすませられない重問題。では、育ってきた環境を親のせいにせず克服する方法は? 「まずは、自分を褒めて、認めて、勇気づけてくれた、人生のターニングポイントとなった人を思い出してみてください。学校の先生や先輩、交際した彼女、知り合いの大人など人により異なりますが、その人からの言動を感謝しながら思い出してみるのです。過去のそういった経験を思い出すと自信が復活し、抑制がはずれて自身を表現できるようになります。結婚したいけれどできない人は全員、ターニングポイントとなる人物がいません。  もしいない場合は、自分にはターニングポイントとなる人物が必要だと把握することが大前提。男性はその相手を恋愛対象に求める傾向がありますが、恋愛対象ではない、異性で40代後半以降の既婚者にしましょう。一例を挙げると、40代前半の男性は50代の既婚女性。社内でも、趣味のコミュニティでもかまいません。結婚を経験している彼女たちは基本的にあなたを、『なんとかしてあげたい』という、温かい目で見ています。話しかけてみたら、否定するのではなく長所を見つけてくれる、よき婚活アドバイザーになってくれる可能性があるのです。 時計 総じて結婚したくてもできない人は、他者に誇れる企業への就職や資格を取得しようとしますが、頑張る方向を間違えています。とかく男性は、大きな評価を得ようとするからです。いきなり大きな評価を獲得することは難しいと心得て、まずはターニングポイントとなる人物を探す。イコール、自分をかわいがってもらえる環境に身を置くことが先決です」

年上の既婚女性に話しかけてみよう

 佐藤氏は、「同性はお勧めできません」と話を続ける。 「男性同士の会話は基本的に、マウンティング。女性より共感力が低く競争意識が高いため、『俺のほうがすごいよ自慢』になりがちで、褒めて、認めて、勇気づけてくれる男性は稀だからです。同性から探すよりも、年上の既婚女性に話しかけることから始めてみましょう。笑顔で『今日もお疲れ様です』『ありがとうございます』と、簡単な言葉がけをするだけでも、数ヶ月で自身を取り巻く環境が変わるはずです」  次回は、女性が「結婚したい!」と感じる、3つのツボを聞く。 <取材・文/内埜さくら>
一般社団法人日本婚活教育協会 代表理事 結婚の学校株式会社 代表取締役社長 1977年12月19日 栃木県宇都宮出身 東京都在住 28歳の初めての海外旅行で白人美女に魅了され国際結婚を志し、31歳の時に、現役ロシア人モデルだった現在の妻と結婚。 2011年5月、東日本大震災をきっかけに「婚活教育」の必要性を感じて起業。 2013年より講師育成を段階的に進めていき、2014年「一般社団法人日本婚活教育協会」を設立。 現在は全国47都道府県に「結婚の学校」を設置して、恋愛婚活に悩める男女の問題解決のために活動中。
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