恋愛・結婚

キャバ嬢が嬉しくなかったクリスマスプレゼント。手作り系はまじ勘弁

―[キャバ嬢に訊け]―
 もうすぐクリスマスがやってくる。中にはお気に入りのキャバ嬢にクリスマスプレゼントを買おう……と計画している男性もいるかもしれない。  そこで、今年もキャバ嬢に「貰って嬉しい/嬉しくなかったプレゼント」を聞いてみた。

手作りは勘弁してくれ……

大阪で働くキャバ嬢

大阪で働くキャバ嬢

 まず答えてくれたのは大阪のラウンジに勤務する芹香さん(仮名・34歳)。ラウンジで働いてからはいらない物をくれる客は少なくなったと言うが、前職のキャバクラでは、最もいらないであろう手作りのプレゼントを渡してくる客も多かったという……。 「手作り弁当とかお守りとか、手作りのプレゼントって大体いらないものばかり。そんな中でも特にインパクトがあったのは手作りのデコグッズ。昔、キャバ嬢の間で流行ったじゃないですか、スワロフスキーがびっしり敷き詰められた携帯電話とか。そのデコグッズを手作りしたものをお客さんがくれたんです。当時は貧乏学生だったのでもらったときはそれなりに嬉しかったんですが、よーく見ると素人が作ったのでどこか変なんですよ。  ラインストーンが欠けていたり、配置がガタガタだったり。友達にも『それ、おかしくない?(笑)』と突っ込まれるようになったのですが、お客さんにもらったというのが恥ずかしくて。結局、すぐに使わなくなってしまいましたね……」
deko

写真はイメージです(以下同じ)

 オジサン客がデコグッズをわざわざ手作りしたのかと思うと、なんとも言えない気持ちになるが……。

エルメスのスカーフもNG?

 続いて、話を聞いたのはガールズバーに勤務するレマさん(仮名・20歳)。 「50代くらいの、お金持ちのお客さんがくれたエルメスのスカーフですね。ブランドだから嬉しいんじゃないのと思われるかもですが、エルメスはちょっと年齢が高すぎるというか……。柄も派手だし私よりもお婆ちゃんが持ってそう。しかも、スカーフなんてどうやって使うのかも分からないし。それに、親に夜働いていることを内緒にしているので家にも持って帰れませんでしたね。  店に更衣室がないので置いていおくわけにもいかず、今も実家のクローゼットに隠しています。スカーフをくれたお客さんも最近見かけなくなったので、そろそろメルカリで売ろうかな……。若い子にプレゼントをするのであれば、学生でも頑張って買える2~3万程度の物が良いと思います。ポーチやアクセなど実用性のある物のほうが嬉しいですね」 ブランド 学生にハイブランドは不相応だし、嬉しいよりも「重い」という気持ちが勝るとレマさんはいう。どんなに高価な物だろうと、あげる相手によっては「イラナイもの」となってしまうので注意が必要だ。
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ぬいぐるみって正気か?
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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