彼らの頭の回転の速さの正体。それはずばり、「普段から頭を使っているから」ということに尽きます。 　当然なことですが、普段から些細な疑問についても見逃さず、それについて思考を巡らせるというクセがついていれば、思考はうまくなるはずです。 　なぜなら思考は「技術」であるからです。 　でも、普段から考えるなんて、難しいですよね？　そもそも何を疑問に思えばいいのか、何から考えればいいのか、そんなことすらもわからないという人は多いはずです。 「頭の切れる人」たちはどうやって思考術のトレーニングをしているのでしょうか？　その答えは、あるゲームにありました。 　みなさんは「人狼」というゲームをご存じでしょうか？　数人で集まって行うテーブルトークゲームであり、基本的には道具などは必要ありません。話し合いによってすべてが決するという、簡単なゲームです。 　人間を襲撃して殺す「人狼」チームと、人間に化けている人狼を見抜いて追放する「人間」チームの二つのチームに分かれて戦うというのがこのゲームが概要になります。