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<純烈物語>紅白の猛烈紙吹雪の演出は渋公配信ライブのオンラインラウンドにあった<第82回>

「セカンドバック」と揶揄された白川の肩のケガは……!?

 11月下旬、白川の左肩腱板断裂が公表された。25日に内視鏡縫合手術を受けたあと会見に臨んだ時は固定器具をしながら「紅白では外して歌います」と宣言。  そしてこの日は、再び左腕を固定したまま歌い、メンバーには「セカンドバッグ」とイジられた。肩の痛みに関しては2019年から感じていたが多忙を極めたため、そのままに。ダンス中もだんだん上がらなくなっていった。  そして2020年2月に振付の練習で後上を持ち上げた瞬間「ブチッ!」と音がし、翌日病院へいったところ腱が断裂していた。それらの苦しみを、白川は表に出さなかった。 「完治まで半年かかるそうで。このセカンドバッグを2ヵ月間つけてくださいと言われていて、11月24日に手術したから今月24日には取れます。ただ恥ずかしいんですよ。肩のケガがニュースになったじゃないですか。病院の先生や看護婦さん、院長先生が個室に押しかけて『存じ上げずにすいませんでした!』って言いに来るんですもん。  次の日が手術だったんですけど、看護婦さんが全員若い人で。手術ってスッポンポンにならないといけなくて、たぶん看護婦さんがパンツ脱がせたんですよね。それが手術終わって目が覚めたら、全部履かされている。どの看護婦さんが履かせてくれたんだろうと思うと、恥ずかしくて」  こんな話を真顔でした数分後には『涙の銀座線』を歌いあげる白川の姿があった。MCとのメリハリに「ああ、この流れとグルーヴ感こそが純烈だよな」と、かつての日常が戻ってきた気になれた。 撮影/渡辺秀之
(すずきけん)――’66年、東京都葛飾区亀有出身。’88年9月~’09年9月までアルバイト時代から数え21年間、ベースボール・マガジン社に在籍し『週刊プロレス』編集次長及び同誌携帯サイト『週刊プロレスmobile』編集長を務める。退社後はフリー編集ライターとしてプロレスに限らず音楽、演劇、映画などで執筆。50団体以上のプロレス中継の実況・解説をする。酒井一圭とはマッスルのテレビ中継解説を務めたことから知り合い、マッスル休止後も出演舞台のレビューを執筆。今回のマッスル再開時にもコラムを寄稿している。Twitter@yaroutxtfacebook「Kensuzukitxt」 blog「KEN筆.txt」。著書『白と黒とハッピー~純烈物語』『純烈物語 20-21』が発売

純烈物語 20-21

「濃厚接触アイドル解散の危機!?」エンタメ界を揺るがしている「コロナ禍」。20年末、3年連続3度目の紅白歌合戦出場を果たした、スーパー銭湯アイドル「純烈」はいかにコロナと戦い、それを乗り越えてきたのか。

白と黒とハッピー~純烈物語

なぜ純烈は復活できたのか?波乱万丈、結成から2度目の紅白まで。今こそ明かされる「純烈物語」。
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