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家飲み費用は月いくら? オンライン飲み会は楽しい? アンケートから見えたコロナ禍の飲酒事情

コロナ禍の店選びの基準1位は?

 酒文化研究所の「酒飲みのミカタ」(2020年12月22~25日、103人のお酒好きに調査)では、正月の迎え方を調査しました。2020年は2019年と比べると、酒量が増えたという人が35%に対して、減った人は13%。飲むお酒の種類が増えた人は31%に対して、減った人は10%。お酒のグレードを挙げた人が23%に対して、下げた人は7%という結果になりました。順当にお酒を堪能している人が増えているようです。
飲み会アンケート

コロナ禍でお酒をより楽しむ人が増えたという結果です

 同じく、酒文化研究所が行った「コロナで変わったお店選び」(2020年10月26日~29日、122人のお酒好きに調査)という調査は、飲食業を営んでいるものとしては参考になりました。  直近3か月間での外飲みは、6割以上が半分以下になったと回答しています。家飲みに飽きて外で飲みたくなってきたという人も6割いるのも納得です。そして今後の店選びの基準ですが、トップ3はコロナがらみでした。 「密にならない店」と回答した人が122人中67人、「しっかり換気している店」が同55人、「消毒を徹底している店」が同52人。そして、第4位が「行きつけの店」で42人。やはり、常連のお店を応援したいという気持ちを持っている人が多かったです。ちなみに、「お客に連絡先を確認する店」が同16人いたのは、なるほどと思いました。  個別回答では「屋外席があるお店を選ぶ」や「新規開拓のお店は避け、衛生管理のしっかりした馴染みのお店に行く」「行きたい店でも混んでいたら諦める。消毒スプレーがない、仕切りがないなど対策していない店は問題外になった」などの回答が。今後の店作りの指針になりそうです。
飲み会アンケート

これからの店選びは、コロナ対策が重要になりそうです

 コロナ禍でも、変わらずお酒とは楽しく付き合っていきましょう。養命酒製造のアンケートによると、コロナ禍が収束したときにやりたいことの1位が旅行、2位が外食だそうです。そして、現役世代では3位、リタイア世代では4位が飲み会・宴会でした。まったく同感です。早くコロナ禍が収束してほしいですね。<文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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