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ダイソーの超難解パズルにブチギレる。地獄のように地道な作業

ジグソーパズルでブチギレる

超難解パズル 白の挑戦

超難解パズル 白の挑戦

 今回、おうち時間を満喫するためのアイテムとしてもうひとつ購入していたものがあった。「超難解パズル 白の挑戦」(税込110円)である。ポストカードサイズの小さなジグソーパズルなのだが、すべてのピースが白一色で絵柄がない。ピースの形だけを手がかりにして組み立てなくてはならないので、その難易度は「超難解」なのである。  まずは外枠から組み立てる。外枠のピースは1辺または2辺が平らになっているので、それをすべて見つけ出して他のピースと分けていく。そして約2時間もかけてなんとか外枠を完成させることはできた。が、そこから先はさらに遅々として進まなくなった。

努力、我慢、忍耐、なにも報われず

外枠

とりあえず外枠はできたが……

 ピースは残りまだ約80個もあった。その中から形だけを頼りにはまるものを探していかなくてはならないのだ。これも違う。これも違う。これも違う……。地獄のように地道な作業。1ピースはめるだけでも途方もない時間を要する。その上、すべて白一色なので、少しずつ絵が出来あがっていくという楽しみもない。努力、我慢、忍耐。そしてなにも報われず……。  なんだよ、これ! 人生かよ!
小林ていじ

東京都内のゲストハウスを転々としながら、日雇い派遣の仕事などで生活する筆者・小林ていじ(40代)

 僕はブチギレてジグソーパズルを滅茶苦茶にしていた。ただ、おうち時間を満喫したいだけだった。それなのに、いったいどうして自分の報われない人生を追体験させられなくてはならないのか。  というわけで、このパズル、ただ苦しみを味わってみたいというドMな人にしかおすすめすることのできない商品なのである。<取材・文/小林ていじ>
バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeチャンネル「ていじの世界散歩」。100均グッズ研究家。
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