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「友達がいない人は東大に合格できない」と東大生が考える論理的根拠

「教える」ことで得られるメリットは多い

テスト さらに教える側も「教える」という作業を通して自分の理解が甘い部分を確認することができるのです。  理解の甘い部分や分かっていない部分に関しては、「なぜ?」が答えられないため、四角四面な説明を繰り返すことしかできないため、自然と自分の抜けている点がわかります。  休んだ人は友人から補填を受けることができ、わざわざ先生に質問をしに行かずとも済みますし、教える方もまた、「教える」という行為を通して、自分の理解度をテストすることができるわけです。  もしここで「わからないこと」が判明すれば、そのときに先生に聞きに行けばいいのですから、セーフティネットもばっちり完備されています。

「友達がいない」=「孤立無援」

 一方で、友達がいなかった場合、友人にヘルプを求めることができません。そうなると、自分で該当範囲の自習を済ませるしかありません。  とはいえ、教科書を読むだけで理解できるような秀才ならともかく、だいたいの人は教科書を読んでも何を言っているのかちんぷんかんぷんで終わるでしょう。  僕自身、教科書で自習しようとして歯が立たずに諦めた過去があります。
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「相手の気持ちになること」がなぜ勉強に関係するのか?
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