また、男優になれば、セクシー女優と付き合えるのではないか？と考える人もいるだろう。取材班は、そんな率直すぎる疑問を漫画家でセクシー男優の蛙野エレファンテ氏にぶつけてみた。 「はっきり言ってしまえば、逆です。まず、男優と女優は撮影中以外はほぼ交流がない。楽屋も違いますし、撮影の待ち時間もスタッフが大勢いるなかで少し喋れるかどうかという状態。まず仲良くなれません。性行為はするけど、いわば性行為“しか”しない関係なんです」 　また、撮影中は女優側のマネジャーも目を光らせているとか。 「事務所にとって女優は財産。万一、男優が手を出すと高額な違約金を払わされることも。男優さんのなかには事務所に数百万円を支払って、真剣交際を申し出た男気のある人もいましたが、基本的にはリスクが大きすぎる。なので、演者同士には恋愛厳禁といったムードがあります」 　同じリスクを負うにしても、事務所の関係者になったほうがまだ可能性はあるとか。 「セクシー女優に一番接することができるのはマネジャー。プライベートな相談に乗る機会もあります。ただ、やはり業界内での恋愛はあまり歓迎されません」 　一般人がセクシー女優と交際したいならファンイベントへの参加が現実的だと言う蛙野氏。 「イベントで知り合ったファンと交際したという話はたまにですが聞きましたね。何回か通って顔を覚えてもらうのは有効な手段だと思います。注意したいのは『あのプレイがよかった』といった、“作品の感想”は気持ち悪がられるだけ。普通の女のコと接するような紳士的な振る舞いを心がけてください。 　単純ですが、女優が欲しがっているプレゼントを渡すのも好印象です。スイーツや美容品などありきたりなものではなく、SNSの投稿で飼い猫のことが多ければ猫グッズを贈るなど、発信から欲しいものを正確に読み取るのも大事。徐々に好感度を上げ、相手の感触を見ながら手紙で連絡先を渡してみる。AV女優の現場は、一度連絡先を渡すくらいなら出禁にはなりにくい。地味な積み重ねが遠回りのようで近道です」 【元アダルトビデオメーカー広報・ライター・アケミン氏】 メーカーに6年間勤務した経験から業界の事情やセクシー女優についても造詣が深い 【漫画家・セクシー男優・蛙野エレファンテ氏】 汁男優からカラミまで、総出演作品数250以上の幅広い作品に出演。現在、新潮社Webサイト「くらげバンチ」にて漫画を連載中。Twitter：@erefante ＜取材・文／週刊SPA！編集部＞