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筋トレとサウナ、どっちが男性ホルモン増加にいいのか?医師に聞いた

サウナで「ととのう」を求め追い込みすぎると更年期が悪化!?

 筋トレが男性更年期予防としても最強だとわかった一方で、サウナはどうだろうか。効果・効能が多くこちらも効きそうだが、「日本サウナ学会」代表理事を務めるサウナー医師の加藤容崇氏は「サウナは万能ではない」と断言する。 「サウナは自律神経のバランスを整えるので、適切に入れば更年期の症状を和らげる効果が期待できるとは思います。ただ、“ととのう”感覚を求めすぎるあまり、追い込むような入り方をするのは禁物。体に負担をかけるとテストステロンが抑制されるので、更年期にはむしろ逆効果なんです」
それ、更年期かも?

加藤容崇氏

心拍数を上げすぎない

 体に負担をかけないためには、心拍数を上げすぎないことが大切。 「軽い運動以上に心拍数を上げないよう、スマートウォッチなどで確認しながら入りましょう。水風呂もシングル(水温が1桁)はもってのほか。回数も一日1回までに。また、タオルで顔を覆うのも、しんどさが和らぎホルモンバランスや自律神経が乱れにくくなるので、男女問わずおすすめです」  更年期世代は、ととのうことよりもリラックスを堪能すべし! ★結論……やりすぎるとサウナは逆効果。適度な筋トレが最強だった! 【筋肉医師 前田拓摩氏】 札幌ル・トロワ ビューティークリニック Vogue 院長。2018年「ベストボディオブジャパン」優勝。共著に『筋肉こそ金なり』(クロスメディア・パブリッシング) 【サウナー医師 加藤容崇氏】 慶應義塾大学医学部特任助教、医師。サウナに関する研究成果を発信する団体「日本サウナ学会」の代表理事。著書に『医者が教えるサウナの教科書』(ダイヤモンド社) <取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/林 紘輝 モデル/小林亮介(古賀プロダクション)>
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