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ファミコンの超名作スポーツゲーム5選。今遊んでも白熱する

『アイスホッケー』

任天堂/1988年
アイスホッケー

攻防がめまぐるしく移り変わるスピード感抜群の『アイスホッケー』

 バックアタックやフェイントもできた『バレーボール』(1986年)、スターマン、ジ・アマゾンなど個性豊かなレスラーがぶつかりあう『プロレス』(1986年)など、任天堂がディスクシステムで展開していたスポーツゲームは粒揃い。  なかでも、対人戦の駆け引きが熱かったのが『アイスホッケー』。試合開始前のチーム編成からすでに戦いは始まっています。やせている選手(スピードタイプ)、普通の体格の選手(バランスタイプ)、太っている選手(パワータイプ)の3タイプから自由に4人を選択します。全員をパワータイプにして突進しても良し、スピードタイプで走り回ってかく乱しても良し。氷の上を滑る感覚も再現され、乱闘などの演出も凝っていました。隠れたスポーツゲームの傑作です。

『ハイパーオリンピック』

コナミ/1985年
ハイパーオリンピック

ボタンを連打するシンプルなゲーム性に熱中した『ハイパーオリンピック』

 アーケード発の『ハイパーオリンピック』は、各種目を詰め合わせたスポーツ大会再現ゲームの草分け的存在。ファミコン版は100m走、走り幅跳び、110mハードル、ヤリ投げの4種目で競います。  記録を伸ばすにはとにかく連打、連打、連打! ゲームとはいえ、リアルなスポーツと同じくらいアドレナリンが出まくります。当時、連打しすぎて指の皮がむけたり、爪が割れたりしたファミっ子が続出。鉄定規やビー玉を使ったドーピング(?)は禁止です(笑)。
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完成度の高さで野球ゲームの金字塔に
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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