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高岡早紀、“自称28歳の恋愛モンスター”役に「断る理由がなかった」

28歳までに結婚したい? じゃあ、目指して頑張ってね

――リカは「28歳までに結婚」することに囚われていますが、そうした女性に実際会ったらなんと声をかけますか?
28歳までに結婚したい? じゃあ、目指して頑張ってね

『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』より

高岡「『頑張ってね』と。私自身、23歳で結婚しようと思っていたんです。実際には24歳での結婚でしたが、母が23歳で結婚したので、23歳を目前にしたときに、私ももう結婚していいんだなと。結婚に踏み切れたのは母が23歳で結婚していたからです。28歳で結婚したいとリカもそれを目標に計算してきたはずなんですけど、とっくに過ぎてしまったので『ずっと28歳でいればいいんだ』という考えになって、結果『28歳』だと言い切る方向へ行ってしまいましたね」 ――リカのように目指していたんだけれど、過ぎてしまった人には。 高岡「『残念だったね』と。でも逆に設定年齢を過ぎてしまったら、もう年齢での縛りはなくなったわけで、無理矢理誰かに出会わなければと追われることもなく、もっと余裕を持った形で人と付き合えるし、出会った人とも、結婚ではなかったと思えたり、いろんな選択肢が増えるんじゃないでしょうか。変に固執するのはよくないと思います」

30歳を過ぎてすごく楽になった

30歳を過ぎてすごく楽になった

『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』より

――女性は30歳を意識すると言われることがありますが、高岡さん自身は、30歳を迎えるときはどんな心境でしたか? 高岡「私の場合は、27歳のときに次男を出産して、仕事復帰して30歳を迎えました。年齢があがればあがるほど、心の余裕が出てくるし、色んな意味での自由度も増すと思います。30代は、周りからも大人の女性として認められる年齢に差し掛かってくる頃で、あえて頑張る必要もない。今まですでに頑張ってきたんだし。そういう感覚で、とにかく、すごく楽になったと思います。女性って、もちろんいろんなタイプがいますが、かわいくいなきゃみたいなプレッシャーを感じる年代もありますよね。そういうことからも自由になれる気がします」
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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