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男性更年期障害かも?不安になったら実践したい、専門医推奨のストレス解消法

男性更年期障害にかかるのも、悪くない?

 ただし石蔵医師は、「男性更年期障害にかかるのも、人生において悪くはない出来事です」と付け加える。 「今まで当たり前にできていたことが思い通りにできなくなり、自身の人生観を見直すターニングポイントになるからです。仕事一辺倒で生きてきた患者さんの中には男性更年期障害にかかったことで『仕事だけが人生のやりがいではない』と見直し、平日の夜や週末を家族との時間に充てることで、家族関係が修復されたケースがありました。 『更年期』は、『さらに年を重ねる時期』という意味。今までたどってきた道そのままを戻ろうとするから、心身ともに苦しくなるのです。気力・体力が落ちてきた生活リズムに戻るほうが、体にも心にも素直になることができます。価値観をアップデートできる時期と捉えてみてはいかがでしょうか」 石蔵文信氏 (いしくら・ふみのぶ)1955年京都府生まれ。医学博士。内科・循環器・性機能専門医。イシクラメディカル代表。2001年に全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を開設。現在は「眼科いしくらクリニック」内で診療を継続。日本自殺予防学会理事も務める。夫の言動がストレスとなり妻の心身に生じる不調を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。定年後の男性のための料理教室や、社会活動の拠点となる「男のええ加減料理」や、子育て支援をしている祖父母世代がお互いに気楽に愚痴を言えるサイト「孫育のグチ帳~イクメンのグチもありよ~」も運営中。『夫源病』『定年不調』など著書多数。
うちの・さくら。フリーインタビュアー、ライター。2004年からフリーライターとして活動開始。これまでのインタビュー人数は3800人以上(対象年齢は12歳から80歳)。俳優、ミュージシャン、芸人など第一線で活躍する著名人やビジネス、医療、経済や一般人まで幅広く取材・執筆。趣味はドラマと映画鑑賞、読書
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