更新日:2021年07月13日 20:25
エンタメ

堀未央奈が主演ドラマを通して思う恋愛&結婚観

原作ファンの方に「藍子だ」と思ってもらえたら嬉しい

――では、藍子を演じるうえでは、ぶりっ子要素が肝になる? 堀未央奈堀 藍子は、確かに可愛くあろうとしています。そこは大前提なんですけど、感情に正直なところもすごく大切だと思いました。可愛らしさを押し出しているときも、場合によってはちょっとしたイラつきが含まれているし、心の底から笑っているときもあれば、笑っているのに目が死んでいるときもある。相手によって向ける笑顔も違うし、声も話し方も違うんですよ。 ――ただ可愛らしさが引き立てばいい、というわけではないのですね。その奥には複雑な感情の変化がある。 堀 そうなんです。豊かな感情変化をちゃんと捉えて演じる必要があります。 ――とても難しそうですね。 堀 はい。藍子の目線になって考えないと絶対にわからないところです。なので、悩んだところは監督と相談しながらしっかり固めていきました。自分が思う藍子が、視聴者の方、特に原作ファンの方に「藍子だ」と思ってもらえたら嬉しいです。  あと、私を応援してくださる方って、私にドライな印象を持っているんです。まあ、キャピキャピしない人間なので当然ですけど(笑)、藍子を演じているときはキャピキャピしているので。応援してくださる方々がそんな私をどう観てくれるかなっていうのは楽しみですね。びっくりさせたいです。

ファンからは驚きの声も

――ただ、堀さんのファンの皆さんは、メインビジュアルが解禁された時点でびっくりされたかと思います。ずいぶん大人な雰囲気だったので。 堀 確かに「えっ! 不倫する役なの!?」「悪女なの!?」という声も多かったです。ただその一方で「乃木坂46を卒業して、1人の女優さんとして頑張ってるじゃん」という声もあってすごく救われました。  やっぱり、お芝居の道で生きていくと決めたからには、私自身じゃなくて役を通して作品そのものを楽しんでほしいんですよ。今回は不倫ドラマなのでキスシーンとかもありますが、そこはわかってほしいなと思っています。  と同時に、私には乃木坂46で活動していた8年間があるけれど、今は女優さんとして認識してもらえるように頑張らないと、と改めて思いました。
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ガッツリ悪女をやってみたかった
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