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「ユリコ恐るべし」を印象付けた選挙。惜敗だが、実質は大勝だ/倉山満

本当にコロナがペストやエボラのように危険な伝染病なのか

 今の菅首相は「どうやってワクチンの接種率を増やすか」という議論には耳を傾けるかもしれないが、「そもそも感染者を減らす意味があるのか。それが本当にコロナ禍の収束なのか」との議論に聞く耳を持たないように見える。  しかし、あらゆる政策において、「何を成功か」と位置付けるのは、最高指導者の哲学だ。この意味で政治は、人文科学だ。  あえて菅首相に問う。何の為にコロナの感染者を減らし、ワクチンを普及させるのか。本当にコロナがペストやエボラのように危険な伝染病なのか。  誰が真実を説き続けたのかを見つめれば、本当の味方が見えるはずだ。
1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『嘘だらけの日本古代史』(扶桑社新書)が発売中

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