更新日:2021年07月29日 10:43
お金

2000年代に90万円だったパテック・フィリップは1000万円超。腕時計投資がアツい

1万円のウイスキーを25万円で売却!

 また、斉藤氏は腕時計だけでなく、趣味のお酒でも思わぬ利益を得ることに成功している。 「今から15年前に『自分の生まれ年だ』と思ってメルシャンの『軽井沢ビンテージ』というウイスキーをデパ地下で1万円で買ったのですが、それが一昨年に25万円で売れました」
投資

’06年に1万円で購入した「軽井沢ビンテージ1986」。ヤフオクで約25万で落札されたという

 折からのウイスキーブームで思わぬ高値で売れた格好だ。

ジャパニーズウイスキーはバブル状態

「お酒にも、芋焼酎→ウイスキーのように流行りのジャンルがあって今のジャパニーズウイスキーは完全にバブル状態。  私は次に来るのはブランデーだろうと注目してます。『ポールジロー』というブランドは家族経営で小規模な生産が特徴で、製法へのこだわりが非常にマニア受けするお酒です。ブランデーが注目されていない今なら、ポールジローの25年物で1万3000円、35年物で2万5000円ほどで手に入ります。値下がりリスクはほとんどないし、いずれ値上がりするだろうと、気長に仕込むのはありでしょう。  ただし、酒類販売業免許が無いとお酒の継続販売はできません。たまたま自分用に買っておいた酒が、調べてみたら値上がりしていて嬉しい、くらいのスタンスで楽しむのがいいのかなと思っています」
投資

ウイスキー人気が低迷していたころ常飲していた響17年も今では6万円以上に

 デパ地下や量販店でプレミア酒が普通に売られていることは、「意外とある」とのこと。足を運んでみるのも良さそうだ。
投資

斉藤由貴生氏

取材・文/栗林篤
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

1
2
おすすめ記事