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ダイの大冒険「フレイザードこそ有能なリーダー」だと東大生が考える理由

自身が有利に戦える状況に持ち込む

 つまり、ダイたちはスルーすればよく、わざわざ自分たちが不利になるフィールドでフレイザードと戦わないという選択ができたのです(それが「少年マンガ的にナシ」という意見は別として)。劇中でも、上記の仕掛けが作動した時点で仲間たちからは「一旦逃げよう」という提案がなされていました。  ですが、フレイザードはダイたちを逃がすまいと、ここでとんでもない行動に出ました。王女レオナを氷漬けにしたのです。  氷に包まれるレオナの命はもって3日ほど。結果として、勇者ダイたちは自らが不利な状況下でフレイザードと対決することを余儀なくされました。  彼の目標達成思考はほかのシーンにも見られます。

目標達成のために優先順位を明確にする

 ダイとの戦闘の中で徐々に押されてしまい、フレイザードは追い詰められてしまいます。すると、彼は自身の栄華の象徴であった「暴魔のメダル」を邪魔になるからとかなぐり捨て、なりふり構わず攻撃し始めたのです。  このメダルはもともと魔王軍に6つの軍団が創設された記念に大魔王から与えられたものであり、自らの忠誠心と栄光の証として彼が最も大事にしてきたものでした。  ですが、彼はあくまで「勇者ダイを始末する」という目標を達成するために、あらゆるものを捨ててまで戦ったのです。  過去の栄光と、目の前の達成すべき目標、そして、その先にある新たなる栄光とを天秤にかけた結果、目標を達成するために「過去を捨てる」という選択を冷静にしてのけたのでした。
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フレイザードこそ「模範的な魔王軍のリーダー」
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