お金

借金500万円男、1万円を手にパチンコへ「挑戦したという言い訳が欲しかった」

失敗したから仕方がない

 財布から1万円を取り出す。思い返せば、今回パチンコを打つ意欲の源泉は「潔く失敗したから満足いかない現状は仕方がない」という言い訳を作るためだ。この衝動は思いがけないタイミングで今も時々やって来る。  毎日働いても返済で消えていく金、見ないようにしても視界に入って来る生活の限界ライン、そんな環境に対して「金がなくても、なんくるないさ〜」の精神で目を塞いだまま笑っているのにも回数制限があり、たまにこうして理由づけをする。

その結果は言わずもがな……

 1万円が機械の中で溶かされていくのを見る数十分の間は何も考えられなくなる。今まさに無駄遣いをしているというのに、頭の中では早く終わらないかな〜という漠然とした言葉だけが泳いでいる。  勝負の顛末は言わずもがなで、リフレッシュされた賢者モードの状態でこの記事を書いている。  たまのストレス発散でかかるのが1万円なら安いものだろう。  次に魔法が切れるのは3か月後くらいかもしれない。 文/犬
フィリピンのカジノで1万円が700万円になった経験からカジノにドはまり。その後仕事を辞めて、全財産をかけてカジノに乗り込んだが、そこで大負け。全財産を失い借金まみれに。その後は職を転々としつつ、総額500万円にもなる借金を返す日々。Twitter、noteでカジノですべてを失った経験や、日々のギャンブル遊びについて情報を発信している。 Twitter→@slave_of_girls note→ギャンブル依存症 Youtube→賭博狂の詩
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