お金

借金500万円男。年末までの仕事がなくなりパチンコへ行く

―[負け犬の遠吠え]―
ギャンブル狂で無職。なのに、借金総額は500万円以上。 それでも働きたくない。働かずに得たカネで、借金を全部返したい……。 「マニラのカジノで破滅」したnoteが人気を博したTwitter上の有名人「犬」が、夢が終わった後も続いてしまう人生のなかで、力なく吠え続ける当連載は63回目を迎えました。  今回は年末までの仕事が無くなってパチンコへ行ったお話です。

脱ホームレス後の生活

ワンルームマンション 東京郊外での賃貸暮らしが始まった。  昔から突発的に全てを台無しにしてしまいがちな僕だが、新たな環境でのスタートに関しては、ひとまず丁寧になる。子供の頃、授業の始めに出されていた小テストも、満点が途切れるまでは頑張っていた。  玉への瑕が化膿してそのまま致命傷になる性格は、大人になっても続いている。区切りがなければ生まれ変われないし、自浄機能を持たない。スタートダッシュが肝心だ。純潔の生活だけが守られる。  引っ越してすぐに住所変更の手続きをするために市役所へ行った。区役所から市役所に変わっただけなのに、随分後ろに下がった気分だ。 「東京様がやってきたぞ」  というやっかみの目を向けられたらどうしよう、いじめられるかもしれない。  せっかちな僕にとって、役所とラーメン屋は開庁時間に合わせて行くのが一番良い。9時の開庁に合わせて、15分ほど早く市役所の広い入り口に並ぶ。  昼過ぎにノコノコやってくると住民票を取得するだけでも30分近く待たされるが、そういう甘えた意識の市民とは違う。役人もスープも最初の一周が一番キレが良い。  9時を目前にして、呑気そうな老人が次々と僕を抜かして役所に入っていく。  おいおい、僕が作った行列を守ってくれよ。と言いたかったが、役所の人は焦ることなく対応している。どうやらこの土地では順番を守るという文化がないらしい。

マイナンバーカードは意外と便利だった

 運転免許証の代わりにマイナンバーカードを持っていた僕は住所変更の手順をいくつか省略できたため、手続きそのものも5分かからずに終わった。マイナンバーカードは非常に便利だ。  運転免許を持たない僕は数年前まで住基カードを写真付きの身分証として活用していたが、今のマイナンバーカードと違って認知率が低く、タバコを買う時の年齢確認でしばしば一悶着があった。  マイナンバーカードは普及率の割に認知率が非常に高いので、 「運転免許ではない…なんだこれ?」  という疑いの目をかけられることが少なくなった。もっとみんな作ればいいのに、と思う。  僕の個人情報なんていくらでもあげるからパスポートも銀行口座も全部マイナンバーカードに紐付けてくれればいいのに。いや、銀行口座は嫌だな。差し押さえられた時に避難できなくなる。
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新居での生活
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