更新日:2021年11月01日 16:43
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へずまりゅうも参戦「渋谷ハロウィン」リポート。今年は巨大な学園祭レベル

「有名人」ゆえの疲労

 SNSやTikTokでの生配信では相変わらずのへずま氏だが、筆者が見た彼は明らかに元気がなかった。それは本人を撮影した写真を見ても、何となく分かるほどだ。無理にカラ元気を装っている、という具合である。  当然だろう。選挙を終えたばかりの上、彼には保護観察付き執行猶予判決が下されている。あまり長く東京にはいられないはずだ。彼の地元である山口県から東京まで、そして東京から山口までという移動を短いスパンで遂行しなければならない。10代か20代前半ならそれでも体力に揺るぎはないだろうが、彼は30歳である。年齢相応の体力の疲弊は、筆者にも確かに伝わった。  へずま氏はその後、別のYouTuberに暴行されたとのことで交番に行ったらしい。疲弊した30歳に突っかかっても何も面白いことなど起こらないのだが……というのが筆者の思うところである。

「桃太郎おじさん」との再会

桃太郎おじさん

「日本桃太郎の会」会長・松川忠嗣氏

 そんな元YouTuberよりも遥かに元気だったのは、「桃太郎おじさん」(「日本桃太郎の会」会長・松川忠嗣氏)である。去年は「新型コロナという鬼を楽しく退治します!」と宣言していたが、今年もそのハイテンションは健在である。  桃太郎おじさんは筆者を確認した瞬間、その再会を歓喜してくれた。そして去年同様、筆者の上着の胸ポケットにお菓子を押し込んだ。周囲の人々に清々しい気分を与えてくれる好人物である。 【参考記事】⇒渋谷ハロウィンに「桃太郎おじさん」現る 今年はコスプレイヤーよりYouTuber多数  が、桃太郎おじさんが満面の笑顔で道行く人と接していた頃、スクランブル交差点は警察官と警備員の呼び声……いや、怒鳴り声が響いていた。あくまでも筆者の体感だが、今年の渋ハロは去年よりも早い時間帯に人が集まっていた。スクランブル交差点の人の波も、去年よりは明らかに大きい。 スクランブル交差点 ここで活躍するのが、今年も登場の株式会社BONDSグループ。筋肉質の警備員が、拡声器を片手に見事な群衆誘導を行っていた。 警備員 また、警察もDJポリスを投入してアナウンスを実施。これがまたいい声で、この人本当に警察官か? 家電量販店の店員じゃないのか? と思ってしまうほどの巧みな弁を発揮した。
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大半がマスク着用
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ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー

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