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ミスタードーナツ「4年で200店が閉店」の謎。コンビニスイーツ人気が逆風に

それでもV字回復の兆し。理由は?

 ところが、決算資料を見てみると、ミスドを運営するダスキンの2021年第1四半期のフードグループ(ミスドを展開する部門)の売上高が、前期に比べて30%増となっています。ミスドは、徐々に回復に向かっていたのです。  売上高の伸びは鈍化していますが、営業利益は大きく伸びていることがわかります。
ミスド ミスド 売上高

売上高と営業利益の推移、筆者作成

 特に、足元の22年第1四半期の営業利益は7.1億円と、1Q時点で19年通期の営業利益の2倍となっています。これは、不採算店舗を閉鎖することで、収益を確保できる店舗に絞り攻勢をかけていたからです。 【ダスキンのフードサービス事業】 ・売上高 2018年    376億円 2020年    362億円 2021年    365億円 2022年度1Q  98億円 ・営業利益 2018年    3.5億円 2020年    6.8億円 2021年    4.1億円 2022年度1Q  7.1億円 (出所:ダスキンHP ダスキン 2022年(令和4年)3月期 有価証券報告書 より)

“ミスド再生”の鍵は新定番メニュー

 ダスキンの決算資料によれば、2020年はコロナの影響で売上が大幅に減少しましたが、今年は前期の下半期以降は好調に転じ、その好調さを維持しています。そのポイントとなっているのが、近年注力してきた“misdo meets”です。  misdo meetsとは、「最高においしい商品・価値」や「ワクワクする気持ち」を提供することをテーマとし、さまざまなブランドと共同開発した商品企画のことです。これが、ミスド再生の鍵を握るほどヒットしているのです。  例えば、宇治茶専門店祇園辻利との共同開発商品であるつや抹茶シリーズ。そのほか、スイーツブランドBAKEの、焼き立てチーズタルト専門店「BAKE CHEESE TART」など、人気ブランドとコラボすることで、売上回復を図っています。
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どれだけ“定番”を増やせるか
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