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日産ノートオーラはベンツのCクラスより乗り心地がいい!国産ハイブリッドカーの底力

CO2フリーの液体燃料

 加えて最近、二酸化炭素を出さずに合成された「e-フューエル」が注目されている。ポルシェは自社のスポーツカーユーザーのために、南米パタゴニアの風力発電でe-フューエルを製造・販売する計画を発表しているし、トヨタ・スバル・マツダは、バイオマス由来の合成燃料で来季の耐久レースに参戦する。CO2フリーの液体燃料を使ったハイブリッドカーなら、誰も文句を言えまい。早まってハイブリッドカーを禁止した国は大敗北。ハイブリッドカー大勝利の日は近い(といいな)。ざまあ見さらせ!  ってなわけで、われらハイブリッドカー王国の住人は、安心してハイブリッドカーを買えばよろしい。日産でも、600万円もするアリアより、eパワー専用になったノートのほうが、断然安いしお買い得だ。  ダメだダメだと言われる日産だが、昨年末に出した新型ノートは予想外に売れている。トヨタのヤリスにはかなわないけど、ホンダのフィットには圧勝。しかもこの3車のうち、ハイブリッド専用なのはノートだけ。日産も思い切ったもんだ。

高級そうに見える!

オートクラブ そのノートに、約50万円高の高級モデル「ノートオーラ」が追加された。ノートも一見、かなり高級そうに見えるクルマで、それが販売好調の理由のような気がするが、ノートオーラはその高級版だけに、さらに高級そうに見える。カタチは標準のノートにソックリだけど、ボディ幅が4cm広いのでドイツ車っぽい安定感があり、グリルなど細部も明らかに作りが高級。内装も「えっ!?」と思うほど高級っぽい。
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乗り心地もかなり高級!
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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