そんななか、クリスマスプレゼントで喜ばれる商品はどのようなものなのか。 　飯村さんは「五感を刺激し、日常の中に“非日常”を見出せるバスアイテムがギフトにおすすめ」だと言う。 「泡風呂を作る入浴料のバブルバーやバスボム、ボディソープ、保湿クリームなど、入浴時に使う商品は支持されやすいと思います。これらのアイテムがまとめて入ったギフトボックスを買うのもいいでしょう。色鮮やかでポップなデザインのパッケージは、ギフト需要にぴったりだと思います。新宿店で一番人気なのは4種類のバスボムが入った『ハブ ア ヒポ クリスマス ギフト』（3,010円）。香りのバリエーションが楽しめるのに加え、見た目の可愛らしい動物や雪だるまを模したバスボムは、ちょっとした贈り物に最適で、多くのお客様にお求めいただいている状況です」 　さらに、冬の限定商品として毎年出している「Snow Fairy（スノーフェアリー）」もさまざまなシーンに合う汎用性の高い商品だという。 「冬の時期になると、鮮やかなピンク色が映える『Snow Fairy』シリーズが発売されます。今年はコロナ禍なので『#自分を甘やかそう』というコンセプトのもと、自分を受け入れ、自分にやさしくなり、そして自分を愛するというメッセージを込めたプロモーションを行なっています。 　テレワークの常態化によってライフスタイルが一変するなか、おうち時間の充実を図るというニーズが顕在化しました。バスグッズを使って気分を上げたり心身をリラックスしたりと、それぞれのライフスタイルに溶け込む形で、日々の暮らしにラッシュの商品を取り入れるお客様が増えています」 　加えて、コロナ禍では「オンラインにはないリアルの良さを味わいたい」とする消費者志向へと変化しているそうだ。 「コロナ禍で外出しづらいご時世にあっても、店舗に足を運んでくださるお客様が多くいらっしゃり、お声を聞いてみると『店員の方と話して交流したい』という意見が多いんです。こうした反応を見ると、実店舗だからこそできるお客様とのリアルなコミュニケーションが改めて重要だと認識しています。デモンストレーション以外にも香りを空間に漂わせたり、店内の装飾を華やかにしたりと、お客様との接点をいかに作り、コミュニケーションを充実させていくかをより意識するようになりました」