カーライフ

EVよりガソリン車の伸びしろが大きい理由

もともとの燃費がメッチャいい軽自動車は…

 ただ、軽自動車はもともとの燃費がメッチャいいので、ハイブリッド化するのは、ロッキー/ライズより難しい。ほとんどの軽のカタログ燃費は、リッター20㎞を超えている。そこから倍にするのは絶対ムリ。値段のアップ(ダイハツの軽用eスマートハイブリッドでプラス約20万円?)に見合うメリットが得られるかどうか微妙。  EVはもっと微妙だ。正直、もともと高効率な軽を電動化しても、値段が高くなるばっかりで、あんまりエコに貢献するとは思えない。でも、メーカーは政府の方針に従わなきゃいけない。目的はエコなのか電動化なのかわかんなくなってくるけど、それでも内燃エンジンには、まだまだ伸びしろがあるのでした。

【結論!】

EVのエネルギー効率は約8割。ムダは2割しかない。一方内燃エンジンのエネルギー効率はせいぜい3~4割。ムダがいっぱいある! ムダがあるって夢がある! 人生もクルマもムダがないと夢がないネ!
オートクラブ

トヨタは、’30年までにBEVのグローバル販売台数年間350万台を目指すと発表(うち100万台がレクサス)。欧米ではハイブリッドがNGになるのでやむなしですが、日本はハイブリッドでいいんです!

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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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